トヨタ自動車元社長の渡辺捷昭 Photo:Junko Kimura/gettyimages
トヨタ自動車元社長など
数々の財界人を輩出
NHKの大河ドラマ『どうする家康』。徳川家康生誕の地として知られるのが愛知県岡崎市だ。そこにある県立岡崎高校は、公立高校だけの東京大合格者ランキングで、全国トップを9回も記録している。地方都市にある公立高校の中では、飛び抜けた進学校だ。
岡崎高校の通学エリアには岡崎市だけではなく豊田市、豊川市、安城市、みよし市、刈谷市などの三河全域（愛知県東半分）が含まれる。日本最大の企業集団であるトヨタ自動車グループの本社や主力工場がいくつも立地しており、その従業員も多数、居住している。
そのトヨタ自動車の第10代社長（2005年6月～09年6月）や副会長を務めた渡辺捷昭が、卒業生だ。前社長の奥田碩（三重県立松阪北高校・現松阪工業高校―一橋大卒）の後を受け海外販路拡大路線を継承、08年の世界販売台数はGMを抜き、初めて世界一を達成した。
