秋に向けてのダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。「食欲をガマンしない」「キツい運動はしない」「お酒を飲んでOK」などダイエットの常識が次々と覆される。本記事では、「ダイエットの疑問や悩み」について、牧田医師に答えてもらった。(取材:中村富美枝)

太りやすいのはどっち?「ざるそばvs天ぷらそば」「パンvsバターを塗ったパン」Photo: Adobe Stock

外食が多い人でも実践できるダイエット法はありますか?

質問者:40代男性

――仕事上、外食を減らすことが難しいのですが、外食が多くてもできるダイエットのアドバイスがあれば教えてください。

牧田医師:痩せるためには、カロリー制限ではなく糖質制限が必要です。

 詳細は本書で解説していますが、医学的に見て、肥満の原因は「血糖値の急上昇」であることがわかっています。

 つまり痩せたければ、糖質を控え、血糖値の急上昇を抑えることが最も重要なのです。

 もちろん、糖質は甘い物にだけ含まれているわけではなく、大半は炭水化物だと思ってください。

 ですので、外食の際にも炭水化物が少ないメニューを選ぶことが大切です。

どうしても糖質を減らせないときは……

牧田医師:そうは言っても、とくにランチタイムに入る店では、麺類や丼物など、炭水化物中心のメニューが多くなりますよね。

 できれば、麺類やご飯、パンを避けた方がいいのですが、どうしても糖質を減らせないときは、「ほかの栄養素をプラスする」ことを意識してみてください。

 炭水化物単体で摂らずに、脂質、タンパク質、食物繊維などを上乗せするのです。

 それによって、血糖値の上昇が緩やかになるからです。

 たとえば、そば屋に入ったら、ざるそばではなく天ぷらそばを食べてください。

 天ぷらそばのほうがカロリーは高いですが、ざるそばより太りません。その上、満足度も高いはずです。

 同様に、シンプルなラーメンよりも、チャーシューメンのほうが太りません。

 パンを食べるときは、パンだけでなくバターを塗ったほうが太りません。オリーブオイルをつけてもいいですね。

 また、食べる順番にも注意してください。

 いきなり炭水化物を口にするよりも、野菜や肉、魚から食べて、最後に炭水化物を食べる方が、血糖値の上昇が穏やかになるので、太りにくくなります。