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江戸川区が「学童のおやつ廃止」
ネット上の意見に見る格差社会の“偏見”

小川 たまか
【第117回】 2013年3月19日
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 「学童のおやつ廃止」は「当たり前」なのか、「間違っている」のか――。東京都江戸川区は、児童の放課後対象事業「すくすくスクール」で提供していた補食を今年度から廃止することを決定した。

 保護者の一部からは反発が出ているというこの決定。ヤフーのクリックリサーチにおける意識調査「財政削減で児童へのおやつ廃止をどう思う?」(実施期間:2013年2月27日~3月9日)では、8万1086票が投票され、「廃止はやむをえない」が67%(5万3648票)、「廃止すべきではない」が28%(2万1979票)だった。

「おやつ代ぐらい負担しろ」
参考記事を読まない「おやつ反対派」たち

 なぜ「廃止はやむをえない」派が多いのか。コメント欄に並ぶ廃止派の意見を見ると、質問にリンクされている産経新聞の元記事「『子供が水しか飲めなくなる』学童のおやつ廃止で保護者反発」(以下、参考記事)の詳細を読んでいないと思われるものも多い。

 廃止派の中には「おやつ代ぐらい保護者が負担したらいい」「ガキに、ただで、食わせる菓子は、ねえ~」などの感情的なコメントが目立つが、参考記事には「補食の費用は実費で、希望者から月に1700円徴収」とある。つまり、「おやつ代」は保護者が負担している。

 江戸川区は補食を廃止することの理由の1つとして、約5500万円の財政削減が見込めるとしているが、これは「生活保護世帯や就学援助家庭への実費が約1000万円」、「補食を実施するための人件費が年間約4500万円」である(この「人件費」について江戸川区の「すくすくスクール」担当者に聞いたところ、補食のためにスクールのスタッフが就業時間内にかけている時間を年間に換算すると4500万円相当になるということだった。また、スタッフが補食にかける時間をこれからは、「地域との交流など、他の運営にあてられれば」という考えもあるという)。

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