ビールを持った手写真はイメージです Photo:PIXTA

今年は数年ぶりに忘年会やクリスマスパーティーが復活、これから年末に向けて、お酒を飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか?しかし、飲み会のせいで、太ってしまったり、肝臓を悪くしたりという事態は避けたいもの。「こういう飲み方はNG」というNGポイントを七つ紹介します。(管理栄養士 岡田明子)

体に悪いNGポイント

 今回は、お酒を飲む時にやってはいけないNGポイントを、七つお伝えしていきます。飲み会で体重が増えるのは困る、体を悪くしたくない、という方は「NGな飲み方」をしていないかどうか、チェックしてみてください。

(1)朝食・昼食を食べない

 お酒をよく飲む人は、アルコール代謝で様々な栄養素が使われるため、飲まない人に比べて体内に必要な栄養素が不足しがちです。夜に宴会や飲み会があるからと、朝食や昼食を抜くのはNGです。軽く済ませる分には問題ありませんが、朝食と昼食はお酒で失われる栄養素を補うチャンスなので、必ず取るようにしましょう。

 特にアルコール代謝に関わる、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛が多く含まれる食品を取ると良いでしょう。

アルコール代謝に関わる成分を多く含む食品アルコール代謝に関わる成分を多く含む食品(筆者作成) 拡大画像表示

 朝食なら、「玄米ご飯+納豆+ジャガイモの味噌汁」や、「納豆トースト+ブロッコリーのスープ+フルーツヨーグルト」など。昼食なら、「マグロ丼+ブロッコリーのおひたし+納豆」「玄米おにぎり+レバニラ炒め+かぶの葉のスープ」などを組み合わせて取ると良いでしょう。昼食は外食であれば、焼き魚や煮魚、お刺身など魚の定食がメニューにあるお店を選ぶと良いです。上記の栄養素が全部取れなくても、一つでも取れるメニューを選ぶことが大切です。