「運のいい人」には科学的な根拠があった!幸運を招くたった一つの考え方運をよくするコツのひとつに「自分は運がいい」と決め込むという方法がある。根拠は不要だ。ただ「自分は運がいい」と決めることで、運は確実によくなる(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本記事は本の要約サイト flier(フライヤー)からの転載です。

おすすめポイント

「あの人は、運がよくてうらやましい」と思うことは、よくあるのではないだろうか。「運」というものは、偶然手に入ったり生まれ持ったりするもので、「自ら得られるものではない」と考えられているからだ。

『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』書影『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』 中野信子著 サンマーク出版刊 1,650円(税込)

 しかし、「運は100%自分次第」と訴えるのは、本書の著者である脳科学者の中野信子氏だ。本書では「運のいい人」を脳科学的に解き明かし、「運のいい人」になるための考え方や行動習慣を教えてくれる。本書を読むと、スピリチュアル的な印象もある「運をよくする方法」は、実は科学的な根拠があるということに驚かされる。

 その一例が、要約でも紹介する「自分は運がいい」と思い込む方法だ。もちろん思い込んだところで現実が変わるわけではないが、中野氏は「脳科学的に運をよくする効果がある」という。「自分は運がいい」と思い込むことでネガティブな事象のとらえ方が変わり、対処の仕方が違ってくる。その結果、事象が好転する可能性が高くなるというのである。

「運のいい人」は自分の脳を自分で「運のいい脳」に変えていく。本書には、そんな「運のいい脳」に変えるためのノウハウが満載だ。決して難しいことではなく、意識を少し変えるだけでできるため、試さない手はないだろう。

「自分は運が悪い」と嘆いている人は、ぜひ本書を手にとってほしい。「運」の正体を知って小さな行動を積み重ねていけば、自然と「運のいい人」に変わっていくはずだ。(中山寒稀)