「あなただけの守り神」の見つけ方

 一般人である私たちは、前回の記事でご説明したように、まずは地元の氏神神社に日頃の感謝を伝えにお詣りすることをお勧めします。開運の上でもとても良い行いです。いわば、日常の守り神にご挨拶するイメージです。

 しかし、人生に於いては「ここ一番!」という瞬間もあります。そういうときに頼る先が「崇敬神社」と呼ばれる神社です。武将が生死を賭けた戦いの前に行なった戦勝祈願のように、個人的に特別な思いを寄せる守り神になります。

 もちろん、崇敬神社が氏神であっても何の問題もありませんし、逆に複数の神様に頼っても大丈夫です。日本の神様は個人が様々な神様を信仰することも自然な行為として、むしろ喜んでくださっているからです。

 この「崇敬神社」の見つけ方ですが、「人間のタイプ別に開運しやすい神社」といった詳しい話は本書に譲りますが、ここでは、以下のことを参考にしてみてください。

 神道には、「この像を拝みましょう」というものはないですし、「こちらが神様です」と目に映るものもありません。さらには経典といった教科書の類もないのです。神道というものは神様を含めた誰かに生き方を教えてもらうのではなく、自らで自身の道を見出していくものです。神様はいわば伴走者。あらゆることは、自分の五感をフル活用させながら、自分自身で決めなくてはなりません。

 守り神に出逢うには、何となくでも構いませんから、気になっている神社に実際に足を運び、感じることが大切です。あなた自身の神様を“感じる”ポイントは、次の12項目です。