ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
なぜあの会社はNo.1なのか?
【第4回】 2013年3月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
坂上仁志 [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

本質的な機能に特化させて、クオリティを犠牲にすることなくコストを下げています。
株式会社良品計画 松井忠三氏インタビュー

1
nextpage

「百貨店のクオリティを7掛けで売りたい」という思いからスタートした良品計画。その商品力で対前年10%アップの好業績を維持している。衣・生・食の商品カテゴリすべて扱うSPA(製造小売業)としてNo.1の秘訣は何か?顧客に支持されるコンセプトと、若い女性を魅了し続けるその戦略を聞いた。

【会社概要】
株式会社良品計画
◎この会社のここがNo.1:生活雑貨を販売するSPA(製造小売)会社として圧倒的No.1
◎事業内容:無印良品を中心とした専門店事業の運営/卸売事業
◎設立:1989年
◎業績等:連結売上高1775億円、連結経常利益161億円、経常利益率9.1%、自己資本比率80.0%、従業員5407名(国内) 2048名(海外)
◎本社:東京都豊島区東池袋4-26-3
◎ホームページ:http://ryohin-keikaku.jp/

 

松井忠三会長(まつい・ただみつ)
株式会社良品計画代表取締役会長(兼)執行役員
1949年静岡県生まれ。73年、東京教育大学(現筑波大学)卒業後、西友ストアー(現西友)に入社。92年、良品計画に入社、93年取締役総務人事部長、94年取締役無印良品事業部長、2000年ムジ・ネット社長、2001年良品計画社長、2008年2月から現職。

“衣・生・食”の商品カテゴリすべてを扱うSPAでNo.1

――坂上
 株式会社良品計画さんの事業の中身と、どこが、なぜNo.1なのかを教えて頂きたいと思います。まずは事業内容からお願いします。

松井
 日本全国および海外に無印良品ブランドの店舗を展開し、おもに衣料品・生活雑貨・食料品――“衣・生・食”の商品カテゴリをすべて扱うSPA(製造小売業)としてNo.1です。他にはカフェ事業、キャンプ事業なども行なっています。

――坂上
 売上比率では、国内外、国内の地域別、それぞれどのくらいの割合になりますか?

松井
 国内と海外の比率はおよそ8:2になります。国内だけですと売上の6割は東日本です。残り3割が西日本、1割が九州と、人口区分にほぼ一致しています。

――坂上
 無印良品を利用されるお客様の数と、どんな層が来られるのかを教えてください。

松井
 来店されるお客様は年間で約7000万人、他にMUJI.netやキオスクがありますから、国内トータルで8000万人くらいです。層としては、無印良品のある程度のファンというか、「ゆるやかに無印良品が好き」だという人が多いですね。熱狂的ではないにせよ、無印良品のコンセプトにある程度共鳴して、一定のペースで足を運んでくださる、そんな方が主要なお客様になります。

――坂上
 リピートしてくれるというのが大きな特徴ですね。お客様の男女比、年齢層はどのくらいですか?

有楽町店の外観

松井
 およそ女性が8割、男性が2割です。年齢的に一番多いのは20代および30代で全体の55%ほどを占めていますが、40代以上と10代にも約4割いまして、一定のお客様が各年齢層にいらっしゃいます。

 

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


坂上仁志(さかうえ・ひとし) [株式会社フォスターワン代表取締役社長、経営コンサルタント、弱者必勝のランチェスターNo.1戦略の第一人者として日本人として初めてロンドンで海外講演を行う。早稲田大学講師(2011年)]

一橋大学卒、新日鉄、リクルートなどNo.1企業に勤務後、ゼロから人材企業を立ち上げ小規模ながら売上・利益・利益率で日本一の実績をつくる。3年で日本一の会社を立ち上げた「実績」を持つ日本で唯一人のランチェスター協会正式【認定】インストラクター。ランチェスターNo.1戦略の第一人者として、日本人として初めてランチェスター戦略の海外講演をロンドンで行う。2011年度には早稲田大学講師を務める。
主な著書に、『ランチェスター経営戦略』『ランチェスター営業戦略』(いずれも明日香出版)、『日本一わかりやすい経営理念のつくりかた』『日本一わかりやすい会社のつくり方』(中経出版)等がある。


なぜあの会社はNo.1なのか?

経営とは「際立つ」ことです。つまり、差別化されること。そして、No.1になることが重要。
この不況下でも好業績を出している企業の特徴はNo.1であること。
では、No.1になった企業とはいったい何をしてNO1になれたのか?
どんな工夫をしてNO1になれたのか?
そして、どうNo.1であり続けているのか? 
実際にNo.1の会社の事例をご紹介する。一般にマスコミで報道されている会社は、決して本当にいい会社なわけではない。
「ニッチトップ=小さくてもNo.1」を提唱するランチェスターNo.1理論の著者、坂上仁志がランチェスターの視点から、ホンモノのNo.1になる秘訣を解説する。

「なぜあの会社はNo.1なのか?」

⇒バックナンバー一覧