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35歳からの「転職のススメ」

企業が欲しがる「グローバル人材」とは何か
転職希望者が勘違いしているその定義

高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]
【第21回】 2013年3月25日
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 ここ最近、「グローバル人材」というテーマが頻繁に語られるようになってきました。少子高齢化、成熟化した日本社会のなかで、各企業が海外での売上拡大を求められているからです。

 中国、韓国と比べても海外進出が遅れている日本。特に外資系企業というわけでもなく、そして海外との取引も少ない会社に勤めているビジネスパーソンの方も少なくないことと思います。しかし、楽天の英語公用語化であるとか、そのほかにも様々な会社が昇進試験に英語力を問うようになってきたことを受けて、にわかに英語を勉強し始めたという方が増え始めています。自らを「グローバル人材」にするための第一歩を踏み出そうとしているのです。

企業が指す「グローバル人材」は
現地法人の立ち上げ、運用ができる人

 ここで1つ疑問があります。そもそもこの「グローバル人材」とはいったいどんな人を指すのでしょうか。

 言葉の意味をそのまま考えますと、「世界に通じる人材」ということだろうと思います。実のところ私自身は、「グローバル人材」という言葉を積極的には使っていません。言葉の意味がやや曖昧だと感じているからです。流行り言葉、バズワードのようにも感じます。

 近い意味合いとして「global talent」という言葉がありますが、日本人でいうと、ファーストリテイリングの柳井社長がまず挙げられます。日本発の企業として世界で大活躍し、世界No.1企業を目指して邁進しているからです。そのほかに、サッカーの香川選手、最近では話題のスキージャンプの高梨沙羅選手はインターナショナルスクール出身で、世界で大活躍中です。アーティストの村上隆さんも海外で有名ですよね。様々な分野で日本人が世界で活躍をしています。

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高野秀敏 [株式会社キープレイヤーズ代表取締役]

宮城県生まれ。東北大学経済学部卒業後、人材総合サービス・株式会社インテリジェンスに入社。同社にて人材紹介事業の立ち上げに参画し、営業、企画、カウンセリングを行う。その後、キャリアコンサルタントチームの運営と教育を任され、人事部採用担当として、数百人の学生、社会人と面談。キャリアカウンセリングによって適職へと導いた人材は3500名超、キャリア講演回数は100回以上に達する。インテリジェンス退社後、2005年1月、個人と企業をマッチングする人材サービス・株式会社キープレイヤーズを設立。著書に『絶対に後悔しない転職先の選び方』などがある。


35歳からの「転職のススメ」

現在、2人に1人が転職する「大転職時代」が到来しているにも関わらず、30代後半以上のビジネスパーソンの多くは「自分は転職なんて無理」と思っていないだろうか。しかし、実際は35歳以上でも十分転職できるとしたら…?本連載では、35歳以上のビジネスパーソンに対して、35歳からの転職の現状と、転職によって自分のキャリアや能力を見つめ直す重要性を説いていく。

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