「不動産ファンドでもクラファン活用事例が!
見てるとちょっと危うい感じはするけれど」

みっく・まーさー(みっく) 今年はキツイ市況の中で、リターン取るためにこれまで控えていた用途への投資が目立ってくるかなと思ってます。(2)MCホテルや分譲コンド、ホスピスとか。あとはクラファン(クラウドファンディング)、(3)STOなどの小口ファンドが一層進む。ぼくら(4)オポファンドは踊り続けなければいけないので、その中でリターン取るために投資対象の裾野が広がるかなと思ってます。一方で投資ハードルの低い投資家を見つけるってのも一つの方法でして、それがクラファン系。

――へー、クラファン。不動産プロジェクトでも出てきてるのか。一気にハードルが下がりましたね。

みっく 京都のANAクラウンホテルがクラファンで70億円集めましたしね。ただ、これに限らず現行のクラファンはいろいろと粗いなぁと思える案件も散見されるので、その辺りが後々もめる種になるかなと。

 で、やりすぎると最後は規制強化になってしまうのでちょっと懸念しながら見てます。日本の不動産のクラファンはうまくやれば、グローバルに集められるポテンシャルがあると思っているので…。もったいないんすよね。

 まぁ、皆なんだかんだで、景気が過熱してるから投資を控えます、は容易にはできないので、あの手この手のスキームや投資対象の拡大でリターン求めてく傾向が加速していく感じかなと。

――J-REITの相場とか動きはどうなるんでしょうね?

c J-REITってバブル崩壊後商品なんで、デフレ株安の時代にも安定した分配金出す点が評価されているんですが、インフレの時代の対応をもっとアピールしないと評価されなくなるよね、って問題意識はあります。今の時点でも株価は上がってないですし。PO(公募増資)してもディスカウント増資ばっかりで、(5)NAV1倍超えてる銘柄の方が少ないので株価が一生上がらない。外部成長よりも賃料を上げて内部成長を実現したらより評価されて株価にも跳ねる、そんなマーケットになるといいなと思います。相場見立てっていうより願望でした…。