chatGPTでエントリーシートを作成内定獲得までにはどんな壁がある? 就活プロセスごとに課題を検証しよう(写真はイメージです)Photo by PIXTA
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)『息子・娘を入れたい会社2024』の「親子で学ぶ 『新しい時代の就活』これからどうなる?」を転載したものです。

企業の採用意欲にかかわらず、就活生にとって内定までの道のりは長くて険しい。これまで1万人を内定に導いてきた就職支援スクール「我究館」の藤本健司元館長は、就活にはプロセスごとに「壁」があると言う。各段階で陥りがちなミスや課題について聞いた。(取材・文/奥田由意)

内定獲得までに克服すべき
「就活の壁」はここにある!

 間もなく新学期です。大学3年になる人の中には、すでに就職活動を意識し始めている人もいるかもしれません。就活の第一ステップとしては、多くの人が情報サイトや本で就活のスケジュールや自己分析のやり方を学ぼうとします。もちろんそれも大切なのですが、その前に必ず踏むべきステップがあることを忘れないでください。

■「働く」ことの定義
 最初に実行してほしいのは「働くことの定義」です。つまり、自分は将来どのように働き、社会にどう関わって貢献していきたいかを考え抜いてください。就活の本質的なゴールは内定ではありません。内定は、仕事を通じて良い人生を送るためのスタートですが、そこに至るまでにいくつかの「壁」があります。以下、検証してみましょう(次のページの図表参照)。

■自己分析
 自己分析は就活の根幹です。ネットや就活本の適職診断・適性テストだけで終えるのは早計です。社会に出て困難に出合ったとき「なぜこの仕事を選んだのか」に立ち返ることは多いもの。徹底的に自己を突き詰め「どんな困難でも乗り切る覚悟感」で選んだ仕事なら、できない理由ではなくできる理由を主体的に考え続けることで前に進んでいくことができます。

 我究館では、「我究図」*を使って徹底した自己分析を繰り返し行います。受講生同士やコーチから我究図の評価を受けては書き直し、親から子どもの頃の話を聞いて内容を書き加える人もいます。他者に評価されるのは苦しいからと、一人で自問自答を繰り返す人もいるでしょう。しかし、就活は他者の評価にさらされ続ける行為以外の何物でもありません。

 自分をよく知る人から、自己分析の結果に対して「本当に?」「なぜ?」「具体的には?」という三つの質問を投げてもらい、常に深掘りしていくことが必須です。

*自己分析結果から自身の未来像を描き、言語化して人に伝える能力を養うために我究館が考案した図(こちらの例を参照)