日本大学「就職先企業・団体」ランキング2022最新版【全20位・完全版】日本大学の駿河台キャンパス。卒業生たちはどこに就職しているのか Photo:PIXTA

コロナ禍が続く「不確実性」の中で就活をした主要大学の学生は、どのような企業・団体を選んだのだろうか。国公立・私立主要27大学別の2022年就職先ランキングを作成した。最終回は、企業の社長を最も多く輩出している日本大学の就職先をお届けする。アフターコロナが見え始めた今、就活戦線を戦う学生とその親は参考にしてほしい。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)

社長の出身大学トップ
日大生の就職先は?

 日本大学は16学部86学科、短期大学部4学科、通信教育部4学部、大学院19研究科および2つの独立研究科を有する、日本最大級のマンモス大学だ。学生数は約7万人と、他大学を圧倒するダントツの多さを誇る。受験生の間では、東洋大、駒澤大、専修大と併せて日東駒専と呼ばれ、GMARCHと共に人気の高い私立大学群の一角を占める。

 首都圏にまたがる複数のキャンパスは様々な施設や図書館を擁しており、学習環境の充実度は高い。産学連携や国際交流が進んでおり、学生は地域の企業・行政との連携プロジェクトやインターンシップを通じて実践的な経験を積むことができ、海外大学との交流プログラムに参加することもできる。まさにグローバル志向の大学といえる。

 その日大出身者は、ビジネス界でも注目されることが多い。東京商工リサーチの『2022年版「全国社長の出身大学」調査』によると、2022年の社長の出身大学トップは12年連続で日大となった。社長数は2万609人にのぼり、2位の慶應義塾大、3位の早稲田大に1万人近くも差を付けている。

「社長数の多さは卒業生数の多さに比例しているのでは」という指摘もあるが、キャンパスで培われた広い視野や行動力が、社会に出てからの成功に少なからず奏功しているのだろう。

 そんな日大出身者がどんな企業・団体に就職しているかは、気になるところだ。

 2021年の就職先上位を振り返ると、1位警視庁、2位東京都教育委員会、3位アウトソーシング、4位メイテック、5位JR東日本となった。実業界で成功しているイメージと裏腹に、官公庁への就職がかなり多いのは意外である。果たして、22年の就職先はどうなったのか?