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ピカソの秘密
【第13回】 2013年4月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
山口揚平 [ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役]

互いに納得できる人とのみ依存しない関係を築いて
新しいことにどんどん挑戦する仕組みをつくる
ゲスト:家入一真さん(起業家、投資家、クリエーター)[後編]

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お金でつなぎとめられた従来の雇用関係とは違った組織で、どんなことができるのだろうか? 新しいタイプの組織を築き、つねに自分自身をさらけ出しながらその可能性を追求してきた自称“連続起業家”の家入一真さん。『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』の著者・山口揚平さんとの対談後編で辿り着いた結論とは?

自分を受け入れたうえで、自分をさらけ出すと超無敵!

家入 お金で人を雇っていると、「僕が君にこれだけ払っているんだから、少なくともその金額分は働いてくれよ!」という気持ちになってしまいますよね。でも、リストラを通じてその関係の危うさに気づいた。それで、「僕が君にこれだけしてあげたんだから、次は君が誰かのために何かをしてあげなよ」というスタンスに変わっていったんです。ある意味、僕の心の中で吹っ切れたんですね。すると、それからは人間関係でしんどい思いをすることがなくなりました。

山口 僕も経験的に悟ったのは、「ギブ・アンド・テイク」よりも「ギブ・アンド・ギブン」の関係で生きているほうが自然で温かいということですね。

 実は、1年前までは「ジャパン・ニート・アソシエーション(ニート復興計画)」という組織を運営して、ニートの友人の就業支援などを行っていたんです。なぜなら、それはボク自身がニートで、自分の職を求めていたからです。僕のツテを通じて友人の就職を斡旋しているうちに、自分の仕事も見つかるような気がしたんですよ。人は与えたものを受け取る、というのがこの世界のしくみです。だからもしも1億円欲しければ、誰かが1億円稼ぐことをサポートすれば、おのずと自分のところにも入ってくるようになるんじゃないかな。

家入 サッカーでも、パスを止めちゃう人のところには誰もボールを回さなくなる。だけど、どんどんパスを回していく人のところには、自然とボールが送られてきますからね。僕も「Liverty」という組織を作って、お金じゃない関係性の中でいろいろ実験してみることにしました。

山口 家入さんが運営しているクラウド・ファンディングの「CAMPFIRE」についてはよく知っていますが、「Liverty」のほうでは何をやっているんですか?

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山口揚平 [ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役]

早稲田大学政治経済学部卒。1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業した。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供、2010年に同事業を売却後、12年に買い戻した。現在は、コンサルティングなど複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演を行う。専門は貨幣論・情報化社会論。著書に『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社)』『企業分析力養成講座(日本実業出版社)』『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか(アスキー・メディアワークス)』。
ブルーマーリンパートナーズ 公式サイト http://www.bluemarl.in/
Twitterアカウント http://twitter.com/yamaguchiyohei

 


ピカソの秘密

将来の「正解」が見通せない今、誰もが、ぼんやりとした不安を抱えています。その大きな原因は「変化が重なり、先が読めないこと」。なかでも、グローバル化やIT化によって最も変化したもののひとつが、金融、「お金」のあり方です。本連載では、「お金」の変化を整理し、これからの世の中で幸せをつかみ、経済的に生き抜いていくための考え方や行動様式について、先達?ピカソにも倣いながら紹介していきます。

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