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「家電下郷」政策で大攻勢!
海外勢圧倒する中国テレビメーカーの実力

【第36回】 2009年6月15日
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中国のテレビ市場が激変している。つい1年前まで過半を握っていた韓国サムスン電子やソニーなどの海外メーカーに代わって、今、ハイセンスやスカイワースなどの中国メーカーが市場全体の8割近くを占める。いったい、中国市場で何が起きているのか。中国テレビ市場の深層に迫った。

 6月初め、中国主要テレビメーカー9社の首脳が揃って台湾の液晶パネルメーカーを訪問した。9社の顔触れは、ハイセンス、スカイワース、TCL、康佳、長虹、ハイアール、熊猫、SVA、厦華で、訪れたのは奇美電子、友達電子、中華映管の3社である。

 訪問目的は、2つあった。第1に、需給が逼迫している液晶パネルの安定供給の確約を取りつけること、第2に、値上げをちらつかせているパネル各社へ価格据え置きを要請すること、である。

 中国のテレビメーカー首脳が揃って台湾のパネルメーカーを訪問するのは、じつはこれが初めてだ。通常は、各社とも個別にパネルメーカーと交渉する。今回は、業界団体である中国電子視像行業協会が9社を取りまとめ、「集団購買」の形式を取った。きわめて異例の事態であり、その背景には、急変する液晶パネル市況に対する中国メーカーの危機感がある。

 2008年9月、リーマンショックに端を発した世界同時不況は、薄型テレビ市場も直撃した。需要が激減、液晶パネルの在庫が積み上がるなか、中国のテレビメーカーはその在庫を買いたたいてコストを低減、32インチの液晶テレビで3000元(4万2000円)を切る価格を実現した。不況を逆手に取った低価格攻勢で、08年第4四半期以降、中国メーカーのシェアは急拡大した。

国産ブランドのシェアが急進

 ところが、09年第2四半期に入って状況が一変する。

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