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バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座

本人ばかりでなく他の女性社員にも二重被害が続出!
出産・育児を邪魔する「マタハラの再生産システム」

宮崎智之 [フリーライター]
【第5回】 2013年6月10日
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出産・育児をしながら仕事を続けたい
バリ女を阻む「マタハラ」という現実

 出産・育児をしながら仕事を続けたい――。この連載で取り上げてきたバリバリ女子の多くは、おそらくこうした考えを持っているだろう。

 厚生労働省が発表した『人口動態統計月報年計(概数)』によると、2012年の合計特殊出生率は1.41で、前年より0.02ポイント上昇した。しかし、人口を維持するのに必要とされる2.07には遠く及ばず、出生数も前年比1万4000人減の103万7000人となっている。

 少子高齢化が進み、労働力人口が減れば、当然、現状の社会保障を支えることが難しくなってくる。そのためにも少子化を食い止めることが急務であり、また女性が出産、育児をしながらでも働きやすい環境の整備が求められる。

 安倍首相の成長戦略でも「女性の活躍」が強く打ち出され、一部から批判が出ているものの、新たな施策や目標設定を次々と提案しているのはご存知のとおりだ。しかし一方では、やはり女性が働き続けるのには厳しすぎる現状も浮き彫りになっている。

 その1つが、最近話題になっている「マタハラ」の問題だ。マタハラとはマタニティ・ハラスメントの略で、妊娠や出産を理由に職場で不当な扱いや嫌がらせなどを受けることを言う。

 連合が取りまとめた『マタニティ・ハラスメント(マタハラ)に関する意識調査』によると、マタハラの被害に遭った女性は25.6%もいることがわかっており、これはセクハラ被害者の17.0%を上回っている。

 同調査では、「職場で誰が女性の出産・妊娠に関して最も理解があると感じたか」という質問もあり、それによると「男性上司」と答えた女性は11.5%。「女性の同僚と部下」(31.0%)、「女性上司」(20.4%)よりも大幅に低い数字だ。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座

日本企業で元気な女性社員が増えているのに対して、男性社員は元気がなくなっていると言われて久しい。女性の社会進出が進む現在、ビジネスの第一線でバリバリ働く女性社員と年配の男性社員たちの「意識の差」は、埋めようもなく広がっている。そんなご時世で、「男性部下には思いっきり注意できるけど、女性には気が引けてしまう」「女性社員の本音がわからない」と苦手意識を持ち、悩んでいる男性も多いはずだ。今どきの女性たちは、男性に対してどんな不満と要望を持っているのか。

本連載では、「バリバリ女子」たちが時代遅れの「ポンコツおじさん」に向けるシビアな苦言、提言を赤裸々に紹介しながら、彼女たちから尊敬される「バリバリおじさん」になるにはどうしたらいいかを、ケース別に徹底指南していく。女性たちの厳しい声は、決してタダの罵詈雑言ではない。それは、おじさんたちへの期待の裏返しでもある。男性はバリバリ女子に臆するのではなく、彼女たちを「自己改造のための先生」と前向きに捉えるべきだろう。「ひょっとしておれのこと?」と不安な気持ちになったあなた、「気が付けば『ポンコツおじさん』と呼ばれていた!」なんてことにならないよう、一度彼女たちの声に真摯に耳を傾けてみたらどうだろうか。

「バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座」

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