6.相手にしてほしいことを自分に置き換える

「親は、私のことを決めつけるべきではない」――それは本当でしょうか? ケイティは次のように言います。

 親は決めつけるべきではないと決めつけていないでしょうか?親は決めつけるべきではないという考えにこだわっている時、親にどう接しますか?親に決めつけるのをやめてほしければ、自分がやめる必要があります。自分にできないことを相手に期待することはできません。

 親に尊重されたいのであれば、親を尊重する必要があります。それは、自分の欲求を抑え、相手に合わせるということではありません。相手を変えることはできませんが、望んでいる変化は、自ら体現することによって広がっていく可能性があります。

 母親に対して、それくらいできるだろうと考えることは、自分に対してできるはずです。母親が誰を愛すべきか、頭の中で指図する代わりに、自分が自分のことを愛します。自分が親に望んでいることは、自分にしか実現できません。自分が自分の親となるのです。

 次回は8月6日更新予定です。


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