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自由な「つぶやき」をキャッチし、
瞬時に分析するシステムが完成しつつある

――ビッグデータの主戦場となってきた「ソーシャル分析」最新事情

三浦優子
【第23回】 2013年9月19日
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リアルタイムのツイートデータを
自動的に分析する

 NTTデータと日本オラクルが提携。NTTデータの「Twitterデータ提供サービス」と、日本オラクルのビッグデータ分析ソフトウェア「Oracle Endeca Information Discovery(略称=Endeca)」を組み合わせた商品開発・サービスに関して協業する。

 Firehoseとは、米Twitter社が提供する公開ツイートのリアルタイムデータのことで、この契約を結べば、ツイートデータへの制限のないアクセスが可能となる。世界中でつぶやかれているテキストを、分析プログラムに送り込むことができる。

 NTTデータは2012年に米Twitter社とツイートデータ提供に関する「Firehose契約」を結んだ国内唯一のデータ再販事業者で、マーケティング、広告効果測定、炎上検知といった用途でツイートデータを利用したい企業、団体などにデータを提供するビジネスを行っている。

 一方、日本オラクルはデータベース事業で高いシェアを持ち、今回の協業のポイントとなるEndecaは構造化データ、非構造化データ、半構造化データのデータ探索、分析に定評がある。

 ビッグデータに注目が集まって以来、ソーシャルネットワークサービスの情報分析に乗り出したのは、この両社だけではない。日本IBM、SAS Institute Japanといった分析に長けた企業は相次いで競合となる製品を投入している。その中、NTTデータと日本オラクルは、今回の協業によってどんな商品やサービスを生むことになるのだろうか。

構造の異なるデータを
分析できるエンジンが必要

 今回の提携で両社は、以下の3点の実施を検討している。

(1)EndecaにTwitterデータ提供サービスのAPI(接続プログラム)を組み込むことで、Endeca導入後すぐに顧客がツイートデータ分析を可能とするデータ取り込みテンプレートの開発

(2)Endeca上のビッグデータとツイートデータを組み合わせて、高速に処理・集計・分析をビジュアライズするためのユーザーインターフェース用テンプレートの開発

(3)NTTデータ内に本協業のための専任コンサルティング部隊を立ち上げ、オラクルがグローバルでの活用ノウハウを含めて技術支援を実施

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