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分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

「世界地図の図法」8種を、みかん、チーズ、
バランなど食べもの縛りという枠内で見立てる

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第3回】 2013年9月17日
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伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。第3回は食べ物縛りで考えた、世界地図の図法です。

40年前に食べたみかん
皮を見ると世界地図に

 僕は地図の持つ、凝縮されたグラフィカルな雰囲気が好きなんだと思います。ということで今回も、連載1回目に続いて地図絡みの作品を。

 このネタは、決してオーバーではなく40年熟成モノなんです。というもの、僕が5歳の頃、つまり47年前に発想の火種がついたのです。その瞬間は、金沢の市営住宅の狭い居間でこたつに入って、ばあちゃんとみかんを食べていたとき。生来、しぐさが雑な僕であるから、子どもの手でざくざくと剥いた皮は、汚い曲線を描いて不規則なパーツがつながった1枚になった。

 こたつの上に置いたそれを見た子どもの頭に、まだ正確な形を認識できてはいない、漠とした世界地図の形が浮かんできたのです。

 「みかんの皮剥いたん、世界地図に似とらんけ?」(金沢弁)とばあちゃんに向かって口に出したかどうかの記憶はないものの、たしかにそう思った。その鮮明な記憶。一人っ子だから退屈だろうと、父親が僕に買い与えた数冊の小学館の図鑑。その中の『気象天文の図鑑』に出たような気もするし、他の何かで見たことがあったのか……。

 という原点の状況をイメージしていただきつつ、まずは今回のインフォグラフィック画像<世界地図の食べ物図法>をどうぞ。

グラフィック作成/小宮山秀明 拡大画像表示
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石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
著書・編書一覧


分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

 伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。と聞くと、デザイナーやクリエーターにしか関係ないもの、と思っていませんか? それは違います。もったいない。どんな仕事でも、いや、私生活においてでも、この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。
 僕は15年前から、さまざなな事象を、チャート図解を用いて構造オチに落とし込む「分類王」として、雑誌やWEBでクリエイションを発表してきました。なかでももっともビジュアルに凝り、一種のART作品という認識で、『編集会議』に30回にわたり発表していたのが、この連載で例題としてあげていく「発想するインフォグラフィック」です。
 このビジュアルは情報をよりわかりやすくという枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。

「分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」」

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