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分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

「元素記号周期表」の頭文字を生かして見立て
103の雑誌名をしぶとく当て込んで雑誌表を

石黒謙吾 [著述家・図考師]
【第2回】 2013年9月3日
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伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。本連載は、情報をよりわかりやすく、という枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。第2回は文系の人には馴染みの薄い「元素記号周期表」を使った事例です。

エンタメとしてそそられる
文系には馴染み薄い「元素周期表」

前回の新連載スタートにあたっては、かなりトリッキーなものをまずはと思い、「足ツボ」と地図という見立てをお送りしました。

 今回は、それより思いつきやすいというか、元ネタの変換がわかりやすい方向からいってみます。連載スタート時に全30回すべてのインフォグラフィックはわかっているから、こうして、バリエーションつけて彩り豊かに出す順を決めていけます。これもまた、編集的、構造的な作業です。

 ではまず、今回のインフォグラフィックを見てみましょう。これです。

グラフィック作成/小宮山秀明
拡大画像表示

 学生時代には見慣れていても、一部理系のお仕事の方以外は、大人になったら日常その存在も思い出さないであろう、あの、元素周期表です。

 2009年リリースのスマホアプリ「元素周期表」は人気で、世界で60万ダウンロードされたとか。また、2010年に発売されたアプリ「世界で一番美しい元素図鑑」も話題になりましたね。実際に見ましたが、くるくる回転させて形を見せるなど構造、デザインがよくできていて本当にきれいでした。

 前者は、周期表を覚えるための実用的使われ方のアプリでしょうが、後者は、理系の人向けではないエンタメとしての作品。僕は理系にはさらさら縁遠い高校生の頃から、元素周期表のビジュアルとしての形状にそそられていて、8年ほど前にやっていた『編集会議』の連載でこのインフォグラフィックを作りました。

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石黒謙吾 [著述家・図考師]

いしぐろ・けんご/1961年金沢市生まれ。映画化もされたベストセラー『盲導犬クイールの一生』をはじめ、『2択思考』『エア新書』『分類すると地アタマが良くなる』『ダジャレ ヌーヴォー』など、硬軟取り混ぜ著書多数。チャートを用いて構造オチの笑いに落とし込む「図考師」としての著書に『図解でユカイ』が。プロデュース&編集の書籍も幅広いジャンルで200冊を手がける。野球とビールと犬と笑いを愛する。全キャン連(全国キャンディーズ連盟)代表。
■ブログ=イシブログケンゴ
著書・編書一覧


分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」

 伝えたい情報を直感的にわかるように、グラフィカルに表現する「インフォグラフィック」。と聞くと、デザイナーやクリエーターにしか関係ないもの、と思っていませんか? それは違います。もったいない。どんな仕事でも、いや、私生活においてでも、この「相手がぱっとわかるように工夫する」という考え方のクセそのものが、コミュニケーション上手にしてくれるはず。
 僕は15年前から、さまざなな事象を、チャート図解を用いて構造オチに落とし込む「分類王」として、雑誌やWEBでクリエイションを発表してきました。なかでももっともビジュアルに凝り、一種のART作品という認識で、『編集会議』に30回にわたり発表していたのが、この連載で例題としてあげていく「発想するインフォグラフィック」です。
 このビジュアルは情報をよりわかりやすくという枠を超え、発想そのものを広げるための教科書だと思ってください。どうやってこのアウトプットに辿り着いたか、発想のスタート地点から解説していくことで、「考え方のプロセスと構造」がわかります。

「分類王・石黒謙吾の「発想を広げるインフォグラフィック思考」」

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