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ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書
【第2回】 2013年9月25日
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安本隆晴 [公認会計士・税理士、株式上場準備コンサルタント]

お客様が必ずついてくれる
「ビジネスのタネ」の見つけ方

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自分の夢や志を実現するには「いつか起業を!」ではなく「いまから起業準備を!」のスイッチを入れることが肝心。上場準備コンサルタント・監査役としてユニクロ、アスクル、UBICなど多くの成長企業の躍進を支えてきた安本氏が、現場を知り尽くした立場から起業の秘訣を明かします。今回は、多くの起業家が悩む「ビジネスのタネの見つけ方」についてです。

起業するなら「独立変数型」のビジネスが望ましい

 最近は、日本で起業する外国人が今までになく増加しているようです。

 外国人留学生の増加がその主な要因とのことですが、外国人は母国に存在するサービスや商品について、日本との「違い」や「良さ」を生活するなかで再認識して、それをもとに起業するケースが多いです。また、日本の個人消費の市場規模は大きく、日本国内でも米国のベンチャーに負けないビジネスを生み出せるとして、インターネット系の起業も増えているといいます。

 起業するときに、自分が生涯を賭けられる事業をすでに見つけていれば問題ありません。会社員のときに携わっていた事業でも、親から引き継いだ商売でもよいですが、まったく1から始めるとなると、それに賭けられるビジネスのタネを見つけなければなりません。

 今まで勤めていた会社と同じ商売を始めるとしても、見慣れた店舗や顧客との会話など、「普段のありふれた風景」のなかから「何かに気づく」かどうかが成功するカギだと思います。普通にある展示方法や接客方法の「ここをこう変えたらいいかも!」と気づいたら、勝算ありです。イノベーションは「気づき」から起こるのです。

 できれば今までにない独自の商品・技術・サービスとなるようなビジネスで、なおかつお客様が必ずついてくれそうなものを起業できれば最良ですが、そう簡単にはいきません。また、ある企業の100%下請けのような「従属変数型」事業ではなく、自分が決めたことからすべてが動き出すような「独立変数型」の事業が望ましいといえます。

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安本隆晴 [公認会計士・税理士、株式上場準備コンサルタント]

1954年静岡生まれ。1976年早稲田大学商学部卒業後、朝日監査法人(現・あずさ監査法人)などを経て、安本公認会計士事務所を設立。1990年(株)ファーストリテイリング(旧・小郡商事)の柳井正社長と出会い、以降、株式上場準備コンサルタント・監査役として、同社の成長を会計面から支えてきた。現在、アスクル(株)、(株)リンク・セオリー・ジャパン、(株)UBICの監査役でもある。2013年3月まで6年間にわたり中央大学専門職大学院国際会計研究科特任教授を務めた。2014年5月より若手経営者向けの勉強会「未来経営塾」を開講している。

著書に『強い会社をつくる会計の教科書』『伸びる会社をつくる起業の教科書』『「ユニクロ」!監査役実録』(以上、ダイヤモンド社)、『コンサルタントは決算書のどこを見ているのか』(PHP研究所)など。柳井正著『一勝九敗』『成功は一日で捨て去れ』(ともに新潮社)の編集にも携わった。

 


ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書

 

自分の夢や志を実現するには「いつか起業を!」ではなく「いまから起業準備を!」のスイッチを入れることが肝心。ユニクロ、アスクル、UBICなど多くの成長企業の躍進を支えてきた安本隆晴氏が、起業の心得、ビジネスの種の見つけ方、ビジネスプランと資金繰り、チームワーク力の高め方、上場準備のポイントまでを明かします。

「ユニクロ監査役が書いた 伸びる会社をつくる起業の教科書」

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