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父と娘の就活日誌

身近なものを作っている会社がいい

――業界セミナーで見えてきたもの

楠木 新
【第8回】 2007年12月12日
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 娘の大学では、学生側が主催する『業界セミナー』が、11月半ばから、約1ヵ月間キャンパスで行われている。参加企業は延べ100社程度。商社、金融、マスコミ、運輸など業界ごとに、毎回4社程度が参加する。会社からの説明の後、ディスカッションや各企業の個別質問会がある。合同説明会よりは落ち着いて話が聞けるし、大学の教室を使って行われるので、授業の合間に顔を出すことができる。学生間では好評のようだ。

「9月には、業種も企業もこれからだと話していたけど、少し方向性は出てきたの?」

「まだまだ絞り込めてはいないけど、『業界セミナー』に続けて出席していると、自分の好みが少し見えてくる気がする」

「それは、業界という単位でわかってくるの?」

「業種が自分に合うかどうかを感じることもあれば、企業毎の場合もある。説明する担当者の雰囲気や私との相性もあるよ」

「全部で何社くらいの話を聞いたの?」

「全体の半分くらいなかぁ。授業で出席できないこともあるから」

「どういう業界に興味が出てきた?」

「『身近なものを作っている会社』がいいと思っている。食品業界や繊維業界のように、日常生活に役立っているものを作っている会社に興味を持った。」

「金融関係はどうだ?」

「金融は、目に見えないものでよく分からない。自分が働いている姿が想像できない感じなの」

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楠木 新

金融機関に勤務するかたわら、「働く意味」をテーマに執筆、講演などに取り組む。12万部を超えるベストセラーになった『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)、『就職に勝つ!わが子を失敗させない「会社選び」』(ダイヤモンド社)など著書多数。近著に『人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人』(東洋経済新報社)がある。


父と娘の就活日誌

働く価値観が多様化する中、超売り手市場の環境下で、大学生はどのように企業選択をしていくのか。就職活動に臨む大学3年生の娘と父とのリアルな対話を通して、実状に迫る。

「父と娘の就活日誌」

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