ズバリ、あなたに適したポートフォリオはこれだ!

「どのタイプの投資信託に、どのくらいの比率でお金を配分すればよいのか」。この比率は、あなたが何%くらいの運用利回りを目標にするかによって変わってきます。

 本連載の第1回で導き出した、あなた自身の目標利回りを覚えていますか? その目標利回りが、以下の3つのタイプのどれに当てはまるかを確認してください。あなたにとって望ましい資産配分比率がわかります。

【目標利回りが3%未満】
安定運用タイプ

目標利回りが3%未満のあなたは、安定運用タイプにあてはまります。ライフイベントまでの運用期間と必要金額のバランスに余裕がありますから、新興国のようにリスクが比較的高い投資信託を購入する必要はありません。国内債券をはじめとする4種類に資金を配分して、安定的に運用しましょう。

【目標利回りが3%以上5%未満】
スタンダードタイプ

 目標利回りが3%以上5%未満のあなたは、投資信託のパフォーマンスとしては王道を行くスタンダードタイプです。国内債券を除く5つの種類に配分して運用すれば、無理なく目標利回りを達成できるでしょう。

 

【目標利回りが5%以上8%未満】
積極運用タイプ

 目標利回りが5%以上8%未満のあなたは、積極的に資産を運用する必要があります。リターンの低い国内債券には投資せず、先進国や新興国の株式型の比率を高めることで目標利回りの達成をめざしましょう。ただし、株式型の投資信託は比較的高いリターンが望める反面、リスクが高くなることも忘れてはいけません。

 なかには以上のどれにも当てはまらない方、つまり「目標利回りが8%以上になってしまった」という方がいらっしゃるかもしれません。その場合はどうしたらよいのでしょうか?