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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

無駄な仕事を押し付けながら感謝もしない
若者の好意につけこむ“無茶ぶり社員”に気をつけろ!

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第101回】 2013年11月5日
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 仕事とは「個人プレー」でなく、上司や同僚たちと協力し合いながら「チームプレー」で成果を導くもの。同僚が疲れているときには、「手伝おうか?」と声をかけるような助け合いの精神を持つ姿勢は忘れたくありません。

 では今、そんな助け合いの精神に満ちているのは誰でしょうか?実は意外にも、若手社員達なのです。リクルートマネジメントソリューションズが行った「新入社員意識調査」(2013年)によると、彼らが働きたい職場の特徴の第1位は「お互いに助け合う」だそう。

 ただ、当然のように助け合いの精神からはみ出した存在は、いつの時代にもいるものです。例えば、忙しい人に仕事を任せておきながら、その成果を粗末に扱い、後で「不要になったから」と悪びれずに言える人。こうした人は苦労した相手の気持ちが分からないので、周囲の反感を買いかねません。

 では、もしそんな人と会社で接しなければならないとしたら、どのように付き合い、対処すべきでしょうか。今回は、その方法を一緒に考えてみましょう。

「3日以内にアンケートを10人から集めて」
先輩からの無茶ぶりに戸惑うが…

 オフィスで肩を震わせながら立ちすくむ1人の男性。彼がつぶやく言葉に周囲は聞き耳を立てています。そんなつぶやきを聞いてみると、

 「頼まれた仕事が無意味だったなんて……。どれくらい時間を割いたか、わかっているのか。許せない!」

 こう怒りに震えている状態です。

 今、こうして怒りに震えているのは、人材派遣会社に勤務しているFさん(26歳)。時刻は19時を過ぎています。最近、社内に残業削減意識が浸透した結果、Fさんの他に、社員の姿はまばらです。この会社は19時になると、早い帰宅を促す放送が流れます。そして19時半になると、「あと30分後で消灯します」と帰宅を迫る最後通告の放送があり、20時にはオフィスはひっそりとした状態に。ゆえに19時あたりは、残業していた人たちが帰りの準備を急ぐ時間帯です。そうした環境の中、ちょうど1週間前の同時刻に、Fさんが怒る原因となる出来事が起こりました。

 では、その場面を確認するため、時計を1週間前に巻き戻してみましょう。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

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