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人を動かす 説得コミュニケーションの原則
【第11回】 2010年1月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]

どうすれば人の心がつかめるか

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説得とは人の心を動かすこと

 一般に、人を動かすことを「説得」と呼んでいる。

 資生堂の名誉会長、福原義春氏は

 「リーダーとは人を動かす力のある人に与えられた称号である」

と、述べている。人を動かすためには、人の心を動かさなくてはならない。心を動かすには、人の心がつかめなくてはならない。

 では、いかにして人の心をつかむか。

 人の心は変わりやすい。否定されると、反発したり、すねたりして、手に負えなくなる。説得など、望むべくもない。肯定されると、素直になり、やる気がわいてくる。説得にも応じやすくなる。

肯定的な表現を身につける

 仕事を頼んだが、期待した成果が得られない。そうなると、いきなり、
 「ダメじゃないか」
 「一体、どういうことだ」
などと、否定的な言葉を浴びせたくなる。だが、頭ごなしに否定すれば、人の心は離れていく。ここは、一呼吸おいて、相手の気持ちになって、肯定的に表現してみることだ。

 川上さんは、新聞社でデザインの仕事をしている。あるとき、上司から、金融会社の社内報に用いるロゴマークの図案を考えてほしいと、頼まれた。

 いくつか考えたなかの、一番気に入った案を上司に提出した。

 上司は、
 「なかなかいい案だね。色もきれいだし、素敵だね」
 「ありがとうございます」

 ちょっと間があってから、
 「でも、お客は金融会社で堅いところだから、このロゴだと、幾分派手な気がするんだが」

 言われてみれば、そのとおりだった。

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福田 健 [C.N.S(株)話し方研究所会長]

1983年株式会社話し研究所を設立。2004年に会長に就任。「コミュニケーション」を軸にした講座、講演を企業、官公庁を中心に行い、話し方研究所でもセミナーを開催。主な著書に、『人を動かす会話術』『上手な「聞き方・話し方」の技術』などがある。


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