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読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
【第2回】 2013年12月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
奥野宣之

なぜ、読書ノートは続かないのか?
継続できる簡単で効果的な3つの方法

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読んだ本を血肉にするには、読書ノートを作ることが大切だ。しかし、わかっていても、続かない人が多いのもまた事実。ものぐさでも続けられる読書ノートはないだろうか?シリーズ累計50万部の「100円ノート整理術」から、今すぐ簡単に始められる読書ノートの作り方を厳選して紹介する。

なぜ、読書ノートは続かないのか?

 読書ノートを続けるためには、コツがあります。それを紹介する前に、ひとつ考えてみましょう。

 本の感想などを書く「読書ノート」を多くの人が継続できないのは、なぜでしょうか? 僕は、専用のノートをつくってしまうことに原因があると思っています。日記を一旦サボると復帰するのが難しいように、しばらく書かなかった読書ノートを、また開いて書き出すのは、ものすごく抵抗を感じるものです。

 小学生のころ、夏休みに町内でラジオ体操をやっていました。早起きして参加すると、日付ごとの四角い枠の中にハンコがもらえる。厚紙でできたカードに赤いハンコが並ぶのは爽快です。反対に、空白だらけになると、なぜか嫌な気分になります。ただのハンコが、モチベーションに大きく関わってくる。これは理屈ではなく、本能的なものなのでしょう。

 読書ノートも同じような面があります。つまり、空白や頻度が落ちるとやる気が失われる。何日か開かなかったノートを開いて何かを書くのは、なぜか億劫に感じるのですね。

 反対に、ラジオ体操のハンコのように、一言でも何かを書いておくと充実感を覚える。本の感想専用のノートを決めてしまうと、書き込むのは本を読み終わったときだけになります。毎日1冊以上読了するのでもない限り、使用間隔が開きすぎるのです。

 一方、継続するためには、ある程度、融通が利かせられることも大切です。時間がないときには、抜き書き箇所を厳選したり、何かを貼って記録の代わりにしたりして、簡単に済ませる。

 また、電車やバスの中やちょっとした空き時間でも、気が向いたら、メモ用紙に読んでいる途中の本や読み終わった本の記録を書き、あとでノートに貼っておく。

 読書ノートを継続するためには、決して杓子定規にやろうとしないことが肝心です。かたちはどうあれ、継続してさえいれば、そのうちにじっくりと読書ノートを書きたくなり、実際に書くという機会もやってきます。

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奥野宣之

1981年大阪府生まれ。同志社大学文学部でジャーナリズムを学んだあと、出版社、新聞社の記者を経て『情報は1冊のノートにまとめなさい』で著作デビュー。独自の情報整理術や知的生産術がビジネスパーソンを中心に支持を集め、第2弾『読書は1冊のノートにまとめなさい』、第3弾『人生は1冊のノートにまとめなさい』と合わせたシリーズは累計50万部を超えるベストセラーとなった。ジャーナリストの経験を活かし、ウェブや雑誌のライターとして活動するかたわら“ノート本作家”として、メディア出演・講演などでも活躍中。仕事に活かせるノートや文具の活用法、本とより深く付き合うための読書法、人生を充実させるライフログの技術、旅行や行楽を楽しむための旅ノート・散歩ノートの技術など、活動の幅は広い。趣味は古墳めぐりと自然観察。ついでに写真撮影。仕事だけでなく家庭や趣味でもノートを使いこなすライフスタイルは、NHKやTBSでも放送され反響を集めた。その他著書は『旅ノート・散歩ノートのつくりかた』『知的生産ワークアウト』『「処方せん」的読書術』『新書3冊でできる「自分の考え」のつくり方』など多数。

 


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