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スカイマーク新機材導入で
始まる航空各社値上げドミノ

週刊ダイヤモンド編集部
2014年1月8日
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従来のエコノミー席よりも前後20cm、横幅5cm広いグリーンシートを一度体験してもらうため、半年間は客室乗務員が膝上25cmのユニフォームを着用する
Photo by Ayako Suga
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 新興航空会社、スカイマークのなりふり構わぬ戦略が航空各社にどんな影響を及ぼすのか。

 2014年3月25日からスカイマークが羽田~福岡線に投入する欧エアバス製の新機材A330型機。通常なら、エコノミークラス席が440席配置できるところを、271席しか設けないことでゆったりとした空間を提供、全席プレミアムシートにした。従来より前後で20センチメートル、横幅は5センチメートル広い。

 極めつきは、半年間限定ながら客室乗務員が膝上25センチメートルのミニスカートを着用することだ。「ミニスカユニフォームは、新幹線のグリーン車をイメージして名づけた『グリーンシート』を一度体験してもらうための客寄せ」と西久保愼一・スカイマーク社長は狙いを語る。

 ターゲットは、日本航空(JAL)の国内線でエコノミークラスの普通運賃に1000円加算すれば利用できる「クラスJ」だ。「国内線で供給過剰に陥っているのはエコノミークラスだけ。座り心地のいいクラスJはいつも満席に近い」(西久保社長)と、プレミアムクラスを追撃する。

 14年から15年にかけてA330を10機導入し、最終的には羽田~福岡、沖縄、札幌の3路線がグリーンシートになる。

 気になるのは価格だが、普通運賃は据え置きし、前割運賃を平均で1000~1500円値上げする。つまり、従来の低価格路線からクオリティを含めた勝負に軸足を移行しつつあるのだ。

LCCも採算重視に

 国内航空業界では、12年春から格安航空会社(LCC)が登場。加えて、燃油費の高騰や円安が重なったこともあり、経営の圧迫要因になっている。

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