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知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

なぜ、医療費の基本料金は毎回違うのか?
明細書から見えてくる診療報酬のカラクリ

早川幸子 [フリーライター]
【第65回】

 胃腸が弱いAさんは、定期的にクリニックに通って医師の診察を受けている。だが、最近、どうも解せないことがある。

 「毎回、同じような診療内容なのに、その時々で医療費が違うんです。明細書を見てもよくわからないので、とりあえず請求された金額を払っているんですが、どうも納得いかなくて…」

 とくに気になるのが、明細書に書かれた「初・再診料」の項目だ。これまでに4回受診したが、1回目は270点、2回目は121点、3回目は69点、4回目は122点とばらつきがある。

 いずれも、医師の問診と薬の処方だけなのだが、初・再診料が異なっているのはなぜなのだろうか。

同じ病気の治療でも
医療費が異なるのはなぜ?

 2010年4月から、医療行為の種類と価格が記載された医療費の明細書を発行することが医療機関に義務付けられた。だが、医療費の明細書を見ても、スーパーのレシートで買ったものの値段を確認するように、治療内容と価格が合っているのかを一般の人が判断するのは難しい。

 健康保険を使って受ける治療は全国一律の公定価格だが、個別の症状にあった治療や投薬が行われるため、同じ病気だからといって医療費も同じとは限らない。また、入院ひとつとっても、受診した医療施設の規模によって基本料金が変わったり、患者の年齢や受診した時間帯などによって割増料金が加算されたりすることもある。

 Aさんのように、よく分からないまま、窓口で請求されたお金を払っている人は多いのではないだろうか。だが、疑問を抱えたままだと、不信感も募るので、医療費の仕組みの基本だけでも知っておきたいもの。

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早川幸子(はやかわ・ゆきこ) [フリーライター]

1968年、千葉県生まれ。明治大学文学部卒業。編集プロダクション勤務後、99年に独立し、以後フリーランスのライターとして女性週刊誌やマネー誌に、医療、民間保険、社会保障、節約などの記事を寄稿。現在、ダイヤモンドオンライン「知らないと損する! 医療費の裏ワザと落とし穴」、医薬経済社「ウラから見た医療経済」などのウェブサイトに連載中。13年4月から朝日新聞土曜版be on Saturday(青be)の「お金のミカタ」を執筆。「日本の医療を守る市民の会」発起人。


知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。

「知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴」

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