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知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

ひとつの病院で2つの診療科を受診するなら
同じ日に診てもらったほうが医療費はおトク!?

早川幸子 [フリーライター]
【第45回】

 肝臓の病気を患っているAさんは、隣町にある○×病院の内科に通っている。

 ○×病院は、内科のほかに、外科、整形外科、放射線科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科、小児科など15の診療科がある。入院設備もあり、ベッド数は150床を備えている。

 今も内科の治療は続いているが、このところ目がかすんだり、物がぼやけて見えるようになってきたので、通い慣れている○×病院の眼科を受診した。診断の結果は白内障で、手術を受けるために眼科にも通院することになった。

 Aさんの自宅から○×病院までは、電車を乗り継いで約1時間以上かかる。交通費もかかるので、どうせなら同じ日にまとめて診察を受けたいと思って受付に行ったところ、事務職員にこんなことを言われたのだ。

 「同じ日に、ふたつの診療科を受診することはできません。日を改めて来てください」

 まだ、受付時間は終わっていなかったので、理由を聞いてみたものの、「できません」の一点張り。仕方なく、その日は内科の診察だけ受けて帰ってきたという。

 なぜ、○×病院はAさんにこのようなことを言ったのだろうか。そこには、医療費のカラクリと病院の厳しい経営事情が隠されているようだ。

同じ日に複数の診療科を受診すると
2つ目は初診料、再診料が半額になる

 健康保険を使って受ける検査、投薬、手術などの価格は、ひとつひとつ国が決めている。この価格を「診療報酬」といい、薬の処方せん料68点(内服薬7種類未満)、静脈内注射30点などと点数で表示されている。そして、実際に行った診療行為の点数を積み上げ、その合計に10円をかけたものが医療費の総額になる。

 医療費がいくらになるかは病気やケガの種類、その人の状態によって異なるが、治療内容にかかわらず毎回かかるのが「初診料」「再診料・外来診療料」と呼ばれる基本料金だ。この中には、問診や触診、血圧測定などの簡単な検査が含まれており、現在は次のような点数になっている。

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早川幸子(はやかわ・ゆきこ) [フリーライター]

1968年、千葉県生まれ。明治大学文学部卒業。編集プロダクション勤務後、99年に独立し、以後フリーランスのライターとして女性週刊誌やマネー誌に、医療、民間保険、社会保障、節約などの記事を寄稿。現在、ダイヤモンドオンライン「知らないと損する! 医療費の裏ワザと落とし穴」、医薬経済社「ウラから見た医療経済」などのウェブサイトに連載中。13年4月から朝日新聞土曜版be on Saturday(青be)の「お金のミカタ」を執筆。「日本の医療を守る市民の会」発起人。


知らないと損する!医療費の裏ワザと落とし穴

国民の健康を支えている公的医療保険(健康保険)。ふだんはそのありがたみを感じることは少ないが、病気やケガをしたとき、健康保険の保障内容を知らないと損することが多い。民間の医療保険に入る前に知っておきたい健康保険の優れた保障内容を紹介する。

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