ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
本荘修二の実践講座! 社員を動かすウェブ

P&G、PTC、応用地質に共通する
“人をつなぐ戦略的な仕組み”の作り方

本荘修二 [新事業コンサルタント]
【第12回】 2009年11月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 技術系をはじめ、高い専門性を活用する多くの企業で重視されるのが、エキスパート・プラットフォームだ。

 しかし、専門知識や経験の共有化が、なかなかうまくいっていない企業は多い。その一方で、第3・8・9・10・11回で取り上げたP&G、PTC、応用地質などの企業は、ベスト・プラクティスを実現している。

 今回は理論的なフレームワークとともに、これら事例から学べることをまとめ、エキスパート・プラットフォームへの取り組み方について整理してみたい。

人をつなぐ戦略性の高い
プラットフォーム

 ナレッジ・マネジメントが登場してからかなり経つが、かつては情報・知識をライブラリー化することが主だった。しかし結果として、多くの企業で使われないナレッジ・マネジメント・システムがみられることになった。ユーザー部門は、本社あるいは情報システム部がこうしろと言うからと、仕方なく形だけ義務を果たしてお茶を濁すのが通例。こうしてナレッジ・マネジメント不信に陥った企業は少なくない。

 ところが、ベスト・プラクティス企業で実際に効果を出しているのは人をつなぐものだ。ここでは、旧来のナレッジ・マネジメントと区別してエキスパート・プラットフォームと呼ぶ。これは、社内の人材の知を属人でとどめず組織化するものであり、さらにコラボレーションを促進するものだ。

 第5回に、次のように社内コミュニケーション・プラットフォームを三つに大別して示した。

①インフォメーション
②エキスパート(専門性) 
③ソーシャル

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

本荘修二 [新事業コンサルタント]

多摩大学客員教授、早稲田大学学術博士(国際経営)。ボストン・コンサルティング・グループ、米CSC、CSK/セガ・グループ会長付、ジェネラルアトランティック日本代表を経て、現在は本荘事務所代表。500 Startups、NetService Ventures Groupほか日米企業のアドバイザーでもある。


本荘修二の実践講座! 社員を動かすウェブ

グループウェアに始まり、ナレッジマネジメント、最近ではEIP(企業内情報ポータル)と、話題の概念で語られ続けてきた社員向け情報システム。企業にとって永遠の課題である社内ウェブの理想的な作り方を、先進事例を紹介しながら探る。

「本荘修二の実践講座! 社員を動かすウェブ」

⇒バックナンバー一覧