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アジアチャーター便の有無で
旅行会社の収益格差が拡大

週刊ダイヤモンド編集部
2014年3月26日
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 ゴールデンウイークの旅行商戦がすでに始まっている。カレンダー上では5月3日から6日までの4連休だが、アジアに海外旅行をしようと考える人にとってネックになるのが飛行機の予約だ。最終日の6日帰国希望者が多く、飛行機の予約が取りにくくなっている。

 これをビジネスチャンスにしようとしているのがエイチ・アイ・エスだ。

 同社の店舗に最近登場したのが、3日に東京・成田空港を出発し6日に帰国するというカンボジアのアンコールワットへのパッケージツアー。航空券のみならず、観光とホテル、そこでの夕食がついて22万9000円(燃油サーチャージ込み)。3日から6日までという社会人に人気のあるスケジュールの上、成田からアンコールワットに近いシェムリアップまでの直行便。片道約6時間というから魅力的だ。

約半年前にチャーター便に参入したエイチ・アイ・エスの澤田秀雄会長(左)。パッケージ商品にもフル活用
Photo by Wakako Otsubo
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 ピンクの紙にモノクロで印刷しただけの簡易パンフレットながら、「検討したいと持ち帰る人は多い」(店頭のアジア旅行担当者)。

 こんなツアーが実現できるのは、チャーター便子会社があるためだ。タイを本社とするアジアアトランティックエアラインズがそれだ。昨年夏からバンコク~東京(成田)を1日1往復、運航している。

 そもそもは「東南アジアの人の所得増加とともに、海外旅行に行く人が増えて、飛行機の座席獲得競争が激化している。日本人の海外旅行の需要にも対応できなくなる」(平林朗・エイチ・アイ・エス社長)という危機感から、自前でチャーター便ビジネスを始めた。

 タイ人を日本に連れてくるビジネスが中心だが、ゴールデンウイークなどの繁忙期には日本からのツアーにチャーター便を使うのだ。

 こうした動きの背景には、航空会社が座席を減らしていることがある。例えば全日本空輸のボーイング777では今日、飛行機の半分はビジネスクラスとプレミアムエコノミーで占められ、エコノミークラスは半分になっている。また、かつて一般的なジェット機は500席以上が普通だったが、いまでは250席規模になっている。

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