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公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略

日産・コマツ・ソフトバンク・イオン……
上場14社で実証する「企業価値の実務解」

高田直芳 [公認会計士]
【第129回】 2014年3月28日
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 ソチ五輪も終盤を迎えた土曜日の朝。フジテレビのニュース番組を見ていたとき、つけ睫毛の長い女子アナが「憎悪」を「ぞうあく」と読んでいた。

 病状が悪化する場合は「ぞうあく」と読むこともある。そのときのニュースは事件報道であったので、「ぞうお」と読むべきであろう。日本語というのは難しい。

 民主党の海江田代表がフェイスブックで、東京電力福島第1原子力発電所・元所長の追悼コメントに、「詳しく書く暇がない」と書いたところ、非難のフォローが殺到したという(日本経済新聞、2013年7月12日)。「いとま」と読めなかった人が、海江田代表に対して悪い印象を持ったらしい。

 メディアも、対岸の火事と感じたのであろうか。「いとま」と、ひらがなで表記するところが多くなった。やはり日本語というのは難しい。

 ところで今回は、上場企業の手元に70兆円(日本経済新聞、2014年2月22日)も積み上がっているとされるキャッシュに関連した話である。

 と書き始めて、「手元資金」と「手許資金」のどちらの表記が正しいのか、迷ってしまった。日本経済新聞の記事を調べてみたところ、「手許」で表記された記事は1本もなく、すべて「手元」で統一されていた。

 筆者はどちらの表記でもいいと思っていたのだが、メディアにおける用法はシビアなようである。日本語はどうにも難しい。

 さて、上場企業の手元にあるとされる70兆円はおそらく、直近の連結貸借対照表の現金預金勘定を集計したものであろう。連結キャッシュフロー計算書の期末現金残高を集計したものである可能性は低い。

 なにしろ、第1四半期と第3四半期の連結キャッシュフロー計算書を開示しない上場企業が多いからだ。

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高田直芳 [公認会計士]

1959年生まれ。栃木県在住。都市銀行勤務を経て92年に公認会計士2次試験合格。09年12月〜13年10月まで公認会計士試験委員(原価計算&管理会計論担当)。「高田直芳の実践会計講座」シリーズをはじめ、経営分析や管理会計に関する著書多数。ホームページ「会計雑学講座」では原価計算ソフトの無償公開を行なう。

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公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略

大不況により、減収減益や倒産に直面する企業が急増しています。この連載では、あらゆる業界の上場企業を例にとり、どこにもないファイナンス分析の手法を用いて、苦境を克服するための経営戦略を徹底解説します。

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