旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理
【第69回】 2014年4月4日 車 浮代

防空壕跡で育てられる独活《うど》は
大木ならぬ東京のブランド野菜

「独活の大木」という慣用句があるため勘違いされがちですが、独活は朝鮮人参と同じく、ウコギ科の野菜で、木ではなく、草の仲間です。

独活の酢味噌和え(『素人庖丁』三篇)
【材料】独活…10cm程度/わかめ・・・適量/西京味噌(白味噌)…大さじ1/酢…小さじ1/辛子…少々
【作り方】①独活は4~5cmの幅に切り、厚めに皮をむき、薄めの短冊切りにして水にさらす。わかめは戻して適当な大きさに切り、サッと茹でてから水にさらして水気を切る。②西京味噌と酢と辛子をよく混ぜる。③水気を切った独活とわかめを盛り、②を和える。

 正しくは、「独活の大木、柱にならぬ」。もしくは「独活の大木、薪《たきぎ》にならず」。

 独活は2mにも成長するというのに芯が柔らかく、柱にも薪にも使えないことから、大きいばかりで役に立たない人のことを指すようになりました。

 ちなみにこの反対の意味を持つのが「山椒は小粒でピリリと辛い」で、小柄だけれど際立った人物のことをこう例えます。

この連載記事のバックナンバー
トップページへ戻る

旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理

栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。

「旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理」

⇒バックナンバー一覧