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吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

【新連載】
住み替えが簡単にできる社会に必要なものは?
不動産オークションの可能性を考える

吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]
【第1回】 2014年4月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 いま、個人が所有する不動産の売り方に変化が起こっている。この変化は、多くの業界関係者が変える必要があると思っていたもので、ようやく目に見える形で具体化してきたといったところだ。

 この変化がより進めば、「住み替えが簡単にできる社会」になるかもしれない。

中古不動産売買は
情報の非対称性がある

 「所有する不動産を手放すなら、少しでも高く売りたい――」

 誰もがそう思うだろう。一方、その物件を購入する側に立ってみると、「少しでも安く買いたい」と思うに違いない。言うまでもないが、最終的に売る側と買う側の折り合いで価格は決まる。

 「高く売りたい」と「安く買いたい」という、相反する思いが交錯するのが中古不動産売買の現場で、現在、その両者をつなげる役割を担っているのが、不動産流通業者(売買仲介業)だ。 

 中古不動産の需要が旺盛な(ニーズの多い=人気のある)エリアの不動産は、つねに高く売買され、逆の場合、不動産資産は年を追うごとに目減りしていき、安い価格で売買される。

 経済学では、需要曲線と供給曲線の交点が価格という事になるのだが、これは「情報の非対称性がない」ことが前提であり、これが担保されないとこうした効率性のある市場が形成されることはない。

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吉崎誠二 [ディー・サイン不動産研究所所長、不動産エコノミスト]


早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。立教大学博士前期課程修了。船井総合研究所上席コンサルタント・Real Estateビジネスチーム責任者を経て、現在、ディー・サイン不動産研究所所長に就任。不動産関連企業・ハウスメーカー・設備関連メーカーなどを中心にコンサルティングを行う傍ら、不動産エコノミストとしてデータ分析、一般・投資家・企業向けの講演を多数行う。著書に『2020年の住宅・不動産市場』(朝日新聞出版)『「消費マンション」を買う人 「資産マンション」を選べる人』(青春出版社)など9冊。連載はダイヤモンド・オンラインをはじめ、各種媒体に月間6本を担当。オフィシャルサイト&ブログ http://yoshizakiseiji.com/blog/

 


吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」

40代後半になると、多くの人にとって子どもが数年後に独立を向かえ、自分の親は70代後半にさしかかる。子どもの就職や親の介護、病気などの新たな心配が増える時期になる。働き盛りで仕事は忙しいが、プライベートも忙しくなることが多いのではないだろうか。そんなときに、子どもが生まれて間もない頃に、子育て環境を最優先に買った郊外の住宅は最適だと言えるのだろうか。昔買った住宅に一生住み続けなければならない、ということはない。スマートに、家族構成や仕事の状況に合わせて住み替えるという発想を持ってもいいはずだ。当連載では、住み替えるためのさまざまな例を紹介し、40代後半からの住まいについて考える。

「吉崎誠二の「どうする? これからの住まい」」

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