ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
週刊ダイヤモンド 企業特集

【企業特集】三菱ケミカルホールディングス
看板事業に大ブレーキ
規模拡大戦略の野望と誤算

週刊ダイヤモンド編集部
2014年4月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

売上高3兆円。国内総合化学最大手の三菱ケミカルホールディングスは、多角化による拡大戦略に突き進み、日本流化学メジャーを目指した。しかし現状、思うように実を結べていない。そこには規模至上主義をよしとするおごりがあった。(「週刊ダイヤモンド」編集部 柳澤里佳)

 「合弁相手との資本構成を抜本的に変えるなら今がチャンスだ」

 「いや、まだもうかる。このままでいこう」──。

 さかのぼること2011年、三菱ケミカルホールディングスの中核会社、三菱化学の経営幹部たちが集う会議室では、主力製品の一つであるテレフタル酸の事業再構築について議論が詰められていた。

 ポリエステル繊維の主原料として使われるテレフタル酸は同社の前身、三菱化成時代から社長を何人も輩出してきた伝統部門だ。事業規模は2500億~3000億円とグループ内でも群を抜いた大きさで、アジアでトップシェア。長らく花形事業だった。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


週刊ダイヤモンド 企業特集

経済環境が激変するなか、企業が成長を続けるためには、従来の価値観に捉われない長期的な視点による経営戦略が必要だ。経営課題を克服して自社の強みを伸ばすための秘訣を、大企業の経営戦略から紐解いてみよう。

「週刊ダイヤモンド 企業特集」

⇒バックナンバー一覧