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みずほの社外取締役に課された
「旧行意識」の払拭という重責

週刊ダイヤモンド編集部
2014年4月30日
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 「なにとぞ御高覧頂きたく存じます」

 年明け以降、みずほフィナンシャルグループ(FG)には、そうした書き出しと共に、略歴書の入った封書がいくつも届いていた。

社外取締役の人選にあたったみずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長
Photo:JIJI

 昨年の暴力団融資を巡る問題を受け、みずほがガバナンス(企業統治)の強化策として、委員会設置会社への移行作業を進める中、送られてきた封書の数々は、委員会メンバーとなる社外取締役の候補として手を挙げる、いわば「応募書類」だった。

 決して公募をしたわけでもないのに、なぜか企業OBや金融当局OBからの書類だけは集まり、中には「他薦を装った自薦のような応募もあった」とFG幹部は苦笑いする。

 一方で、佐藤康博社長は人選に向けて、そうした書類には目もくれず、「意中の人物」に早い段階から接触を重ねていた。

 その意中の人物が、6月末の株主総会に社外取締役候補者として提示する、日立製作所前会長の川村隆氏であり、元経済財政担当相の大田弘子氏(取締役会議長)の2人だった。

 「ピンポイントで、どうしてもお願いしたかった」

 記者会見で佐藤社長がそう話したように、中でも川村氏起用に対する思い入れは、相当強かったといえる。

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