マイクロソフトの新OS「Windows 7」が、ついに正式発表された。新OS登場による「買い替えブーム」で、PC価格の下落に歯止めはかかるのか? 画面は、 「Windows 7」に関するポータルサイト。最新情報はここから調べられる。

 この連載記事を執筆している9月24日、マイクロソフトから「Windows 7」が正式に発表された。もちろん、すでに情報は広く知れ渡っており、「いまさら感」がなくもない。

 だが、正式にパッケージ版の価格が発表された結果、いよいよPCの買い換えやOSのアップグレードについて、検討し始める人が増えるはずだ。

 Windows 7の発売は10月22日である。当然ながら、その日もしくは数日以内に、Windows 7を搭載した冬モデルのPCが一気に登場するだろう。

 すべての業界関係者が、Windows 7に期待を寄せているのだ。

 そもそも、世界的な不況期において、日本のPCは健闘しているほうだ。ネットブックのブームで単価は下がっているものの、コンシューマ向けの台数ベースでは、ほぼ前年比プラスで推移している。Windows 7の登場で、PCが一気に売れ始めないかと、誰もが期待を寄せているのだ。

 幸いにして、Windows 7は前評判もよい。何より、軽快に動作するのが素晴らしい。「Windows Vista」の評判の悪さから、Windows 7への乗り換えを躊躇している人がいたとするなら、「そろそろ好機到来」と考えてもおかしくはないのだ。

 僕も、景気がこのままやや上向いてくるなら、Windows 7搭載のPCは、よく売れると考えている。業界関係者の期待を裏切ることはないだろう。

 だが、現在続いている「悪しき状況」を改善するのは、難しいだろう。
 悪しき状況とは、PC価格の暴落である。

 今店頭のPCは、底値まで暴落し切っている。「Core 2 Duo」を搭載した中堅クラスのA4ノートPCが、7万円台半ばで販売されているケースもある。一時は、25万円ほどしたモバイルノートが14~15万円程度で店頭に並んでいたほどだ。

 これが、Windows 7の買い控えによる値下がりなら、冬には解消するだろう。ところが一方で、「不況から来る価格暴落の図式」があることを忘れてはならない。