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自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと
【第9回】 2014年6月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
白木夏子

自分の正義を信じると、
「勝つ」ことではなく、「選ばれる」ことが目的になる
――白木夏子×藤野英人特別対談前編

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白木夏子さんが自身のメンターと仰ぐ、「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスの藤野英人氏。投資家である藤野氏と起業家である白木さんが、「他人と自分との関係」から「資本主義社会の中でのあり方」までじっくり語り合いました。『自分のために生きる勇気』発行記念対談前編。

不思議な縁から始まったメンターと弟子の関係

白木 私にとって藤野さんはメンターであり、神様のような存在です。だから、今日の対談をずっと楽しみにしていました。

藤野 神様なんて、そんな(笑)。

白木 いえ、本当にそうなんです。いつも温かくお話を聞いてくださって、道しるべになってくださるので。初めてご縁があったのは、私が前職の不動産投資会社に新卒として入社したときですよね。

藤野 僕がその投資会社の監査役をしていたんですよね。と言っても、当時はお互い、認識はしていなかったけれど。

白木 ええ、きちんとご挨拶できたのは2011年のJapan Venture Awardsのときでした。藤野さんがファシリテーター、私がパネラーの立場で参加していて。どこかでお名前を拝見したことがあるなあと思っていたのですが、その後お話して「ああ、前職の監査役の方だ!」と気づき、とても驚きました。

藤野 そうそう、他にも、誕生日が一緒だったり、名古屋で青春時代を過ごしていたりといろいろな共通点もあって(笑)、不思議な縁を感じたのを覚えています。

白木 そこから藤野さんには経営のことはもちろん、これからの人生についてもたくさん相談に乗っていただきました。今のHASUNAがあるのは藤野さんのお陰です。じつは、今回出版したこの『自分のために生きる勇気』にも、藤野さんのことを想像しながら書いた箇所があるんですよ。

藤野 え、僕のこと?

白木 はい。自分を前に進ませるために自分の中で勝手に「チーム白木」をつくる、という話を書いたんですが。

藤野 「チーム白木」。ああ、なるほど。

白木 何かを成し遂げたいとき、自分を鼓舞してくれる人、冷静な目で厳しいことを言ってくれる人、一緒に頑張る人などを勝手にチーム編成してしまうんです。そうすることで、自分に欠けている部分を補ってもらえるという。

藤野 いいですね。あ、それで、僕もチーム白木の一員になっている?

白木 そうなんです。本の中で「いつも自分の背中を押してくれる人」がひとりいると心強いと書いたのですが、私の中で、それが藤野さんで。勝手に「チーム白木」に入れさせていただいているんです。心が折れそうになったときは、いつも藤野さんが応援してくださったことを思い出してモチベーションを保っていました。

藤野 白木さんとは本当にいろいろなお話をしてきましたね。人生から会社のビジョン、経営面の具体的な実務まで、ときには白木さんの旦那さんを交えたりして(笑)。そうそう、愚痴というわけではないけれど、困ったことや嫌なことがあったときに「ちょっと話聞いて!」と言える相手、つまりちゃんと信頼して頼れる相手がいるのは、小さいことに見えて本当に大切なことなんですよ。

白木 私にとってはそれが藤野さんですが……なぜ頼る相手がいることが大切なのでしょうか?

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白木夏子 

 

株式会社HASUNA代表取締役・チーフデザイナー。 1981年鹿児島県生まれ、愛知県育ち。短大を卒業したあと、2002年ロンドン大学キングスカレッジ進学。国連インターン、投資ファンド会社を経て、2009年HASUNA設立。人、社会、自然環境に配慮したエシカルジュエリーブランドを日本で初めて手掛け、注目を浴びる。テレビや雑誌やはじめ、あらゆるメディアに出演し、そのビジネスと生き方に絶大な支持を集めている。世界経済フォーラムGSCメンバー。

 


自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと

NHK等メディア大注目の起業家・白木夏子が、「このままでいいのか」を打破するための一歩を踏み出す心の鍛え方を語る。いわゆる『ブラッド・ダイヤモンド』の世界をひっくり返すために立ち上がった26歳の女性の起業エピソードと、壁を乗り越えるために編み出した心を強くする方法やいやな気持を消す習慣を伝える。このままでいいのかなと思いつつも行動に踏み切れない人、自分の心の弱さに嫌気がさしている人への連載。

 

「自分のために生きる勇気~人生の舵をとるために考えたいこと」

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