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ネット通販先進国・米国では食肉直販も登場
畜産業者と消費者をつなぐ「AgLocal」

岡 真由美
2014年6月4日
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 日本と同様、米国でも、野菜や果物などを農家が消費者に直接販売する手法は確立しつつある。農家がスペースをレンタルして販売するファーマーズ・マーケットは増加し続けており、アグリカルチャル・マーケティング・リソース・センターのデータによると、米国内のマーケット数は1994年の1755から2013年には8144まで増加。国内の年間売上は10億ドルにのぼると見積もられている。

 同時に生産者が消費者と直接契約を結び、宅配で生鮮品を販売・配送する方式も、近年徐々に浸透しつつある。しかし食肉となると話は別だ。一部ファーマーズ・マーケットでは畜産業者が食肉を直売しているケースもあるが、非常に稀だといっていい。

厳選された肉を直送

 「AgLocal」は、定額で契約を結んだ消費者の自宅まで、畜産業者から直接仕入れた食肉を毎月配送するオンライン・マーケットプレイス。サイトで登録するだけで、簡単に利用できる。

AgLocalから届けられる食肉パッケージ。農家は売上の60%を収入として受け取る

 サブスクリプション(定期購入料金)は月額85ドル(約8700円)と150ドル(約1万5300円)の2種類で、入っている肉の重さはそれぞれ約5ポンド(約2.27キロ)と10ポンド(約4.54キロ)。肉の種類や部位を選択することはできないが、「ファミリースタイル(家族向け。種類は少ないが一つひとつの量が多い)」「グリルマスター(バーベキュー愛好家向け)」「フィット・アンド・リーン(ダイエット志向の人向け)」「ファーマーズ・ピック(畜産農家お勧め品)」の4パッケージから、自分の食のスタイルに合ったものを選ぶことが可能だ。また各肉には畜産農家の情報と、解凍方法を含む調理法が書かれたメモもついている。

 肉はいずれもAgLocalが厳選し、契約を結んだ畜産農家によるもの。ホルモンや抗生物質の入った餌を与えられていない、衛生的かつ安全な環境で飼育された動物たちの肉だけが、箱入りで送られてくる。

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