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株買い増すかんぽとは裏腹に
慎重姿勢を崩さない大手生保

週刊ダイヤモンド編集部
2014年6月5日
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 「かんぽ生命の日本株買い増しはサプライズでしたね」(市場関係者)

 かんぽ生命保険は郵政民営化以降、大幅に保有株式を減らしていただけに、日本株を3000億~3500億円買い増すとの観測が5月下旬にマーケットを駆け巡ると、市場関係者は色めき立った。

生保最大手の日本生命保険は2014年度運用計画で、新規流入額の半分弱を外債に投じるが、株式は横ばい
Photo by Ryosuke Shimizu

 現在、かんぽ生命の保有する株式は5816億円(2014年3月末)。そこに3000億円強の株式を買い増せば、9000億円前後になる。

 かんぽ生命の総資産は約85.8兆円(同)に達し、日本株を買い増したとしてもほんの1%程度にすぎない。だが、海外の投資家からすれば、巨大な機関投資家と認識しているかんぽ生命が、日本株の保有比率を上げることの意義は決して小さくない。

 それは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)もしかり。老後の年金資金を運用するのがGPIFの使命のため、これまで国債を中心とする運用を行ってきたが、にわかに株式での運用比率を上げる可能性が高まっているのだ。

 運用資産129兆円を誇る世界最大の年金基金──。現時点での株式運用額は運用資産の約17%、約22兆円だが、今後、4兆~8兆円もの巨費が日本株買い増しに動くとみられ、注目を集めている。

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