梅雨の時期は暑くなったり、寒くなったりして、体調も悪くなりがち。実際に春以降は、環境や気候が変化してカラダに不調を訴える人が増えるそうだ。調査会社のネオマーケティングが実施したアンケート調査によると、春に体調が思わしくなくなる、いわゆる「春不調」を感じる人は、実に74.8%(全国の20歳~59歳で健康食品を摂取する男女1000人を対象に2014年3月に実施)。健康食品ユーザーというバイアスがかかっているものの、この結果は何となく頷ける。

 では、健康管理のために何をすべきか。GMOリサーチの「健康管理に関する意識・実態調査」(全国の20代~60代の男女1000人を対象に2013年3月に実施)によると、男性は1位ジョギングなどの運動(26.0%)、2位野菜や果物の摂取(25.2%)、3位サプリメントの摂取(17.2%)、女性は1位野菜や果物の摂取(43.2%)、2位サプリメントの摂取(31.6%)、3位化粧やスキンケア商品の利用(18.0%)という結果だ(いずれも「特に何もしていない」を除く)。

 男女ともにサプリメントという回答が意外に多いのに驚く。筆者は運動や野菜・果物の摂取は心掛けているが、サプリメントは未経験。同じような人も多いだろう。これはひとつサプリメントを試してみようか……。

 ただ、実際に何を飲んだらいいか、見当がつかない。症状が「何となくだるい」「疲れやすい」など曖昧だからだ。医師が検査や問診などから症状を診断し、サプリメントを処方する「ドクターズサプリメント」を利用する手もあるが、手間がかかるし、自由診療のためお金もかかる。

 一方で、最近ではウェブサイトで簡単なアンケートに答えるだけで、自分に合ったサプリメントが瞬時に選別され、買うことができるサービスも出てきた。一つは化粧品・健康食品大手DHCが手がける「サプリメントチェック」。性別を選び、16問の簡単な質問に答えると、推奨される同社製のサプリメントがズラリと表示される。また、医薬品・食料品大手の大塚製薬が提供する「サプリメントチェック」では、性別と年齢を選び、7問の質問に答えると、食生活の簡単なアドバイスとともに、推奨される同社製サプリメントが示される。