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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

渋谷で働くサラリーマンのオアシス
富士屋本店(渋谷)

浜田信郎
【第3回】 2007年11月9日
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 渋谷駅西口を出て、国道246号線を跨ぐ歩道橋を渡った先の雑居ビルの地下にあるのが、立ち飲みの「富士屋本店」。飲食店にとっては不利と言われる、地下1階という立地条件にもかかわらず、営業時間中は、ずっと満員状態が続く人気店です。

 長方形の店内を、ぐるりと取り囲む立ち飲みカウンターは、1辺に約15人。全体では60人ほど入れるという、立ち飲みにしては非常に大きいもの。

 呑ん兵衛たちのザワザワとした喧騒の中、カウンター内にいる店員さんが、こちらの姿を確認し、

 「はいそこ、ちょっと両側に詰めて、ひとり入れてあげてね。はい、おにいさん、そこへどうぞ!」

 と、テキパキと指示を出してくれます。

 びっしりと詰まっているように見えたカウンターの一角が、ズズズッと割れて、ひとり分の空間が出現。この柔軟さが、まさに立ち飲み屋ならではですね。

 「すみませんねぇ」と両側にあいさつしながら、空けてくれた場所に立ち、まずはビール(サッポロ黒ラベル大瓶、450円)と、大好物のハムキャベツ(300円)を注文。それと同時に、カウンターの上に千円札を置きます。

 この店は品物と引き換えに料金を支払う、キャッシュ・オン・デリバリー方式。置いたお金から必要な代金を取り、その場にお釣りを置いていってくれるのです。

 ハムキャベツは、この店の名物のひとつで、山盛りの千切りキャベツの上にマヨネーズをかけ、その上に、薄切りのハムを敷きつめたもの。そのハムを1枚ずつはぎ取って、ぎっしりとキャベツを巻いていただくと、空腹も一気に解消です。手巻き寿司ならぬ、手巻きハムサラダといった一品なのです。

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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