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STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

日本の「残業代ゼロ論争」にモノ申す!(中)
完成度なんて6割で十分、スピードと結果こそ命!
残業無用のグローバルで生き残る“仕事圧縮術”

岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]
【第6回】 2014年7月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
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プロジェクトが失敗すれば「即刻クビ!」
絶体絶命の危機を回避した手法とは?

連載第5回では、日本の企業社会とグローバルの企業社会を比べた場合、「残業」に対する考え方にはどんな違いがあるのか、また、グローバル基準の「残業の仕方」とはどんなものかについて、僕自身の体験談を交えながら語らせてもらった。

 「ホワイトカラーエグゼンプション」の洗礼を受けた僕のデビュー・プロジェクト体験は、読者諸氏から驚くほど大きな反響をいただいた。これは、「残業代ゼロ論争」が盛り上がっている今の日本において、いかに残業の在り方についてビジネスパーソンの問題意識が高まっているか、また、いかに多くのビジネスパーソンが「残業ゼロを実現するのは簡単ではない、難しい」と実感しているか、ということの証左だとも思う。

 なにより、偉そうに語っている僕自身も、シンガポールで働き始めてから、大量の仕事を残業ゼロで終わらせる術をマスターするのに、まる5年を費やしたのだ。日本式のワークスタイルを変えることが難しいことはよくわかるが、「残業代ゼロ問題」はもはや待ったなしの状況だ。そろそろこのへんで、自分たちのワークスタイルを見直す必要がある。

 そこで今回は、僕がグローバル企業で実践してきた仕事のやり方をベースにして、今の仕事量であなたの残業をゼロに変える「仕事圧縮術」を、具体的にお伝えしよう。

シンガポールのベイサンズとリーゼントの僕。なぜだろうか、親近感を覚える

前回紹介した通り、シンガポールで仕事を始めたばかりの僕は、いきなり「残業」にまつわる現地の壁にブチ当たってしまった。そして、前任者から「絶対に期限内に終わらせるのは不可能」と言われたプロジェクトを指揮しながらも、膨大な工数のためSE(システムエンジニア)を増やそうにも予算はなく、さらにSEスタッフへの残業禁止を宣告されてしまうという窮地に陥っていた。

 この不可能に近いプロジェクトが失敗に終われば、僕は「即刻クビ」という絶体絶命の状態。まずは、その窮地を脱するために行った2つのポイントを紹介しよう。

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岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]

大阪生まれ。同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア(日本/アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で19年間、業務・ITコンサルタントとして活躍。シンガポール移住11年、永住権を保持し、近年はアジア全域の新事業開発、業務改善、組織改革に従事。 人生の目標は「ソーシャル・チェンジ」(社会変革)、座右の銘は「Stay Gold!」。グローバルビジネス経験を活かして日本およびアジアの顕在化した社会問題を解決し、多くの人々が希望をもてる社会の実現を目指している。

☆ブログ: シンガポールではたらくリーゼントマネージャー岡田兵吾のStay Gold!
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☆Twitter: phoenix_hugo(リーゼントマネージャー岡田兵吾)


STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

アジアのグローバルシティとして大きな変化を遂げたシンガポール。しかし意外にも、あらゆるところに「浪花節文化」が存在していることを、あなたはご存じだろうか? そこで当連載では、日本人の固定概念を覆すシンガポールのリアルな姿を、家族とともに現地コミュニティに根を張って暮らしている筆者ならではの視点で紹介する。

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