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金融市場異論百出

ロボットがサッカーで勝つ未来
製造業からは雇用は生まれない

加藤 出 [東短リサーチ代表取締役社長]
2014年8月5日
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 ワールドカップで優勝したサッカーチームを、人間型ロボットのチームが打ち負かすのはいつの日か?

2050年にはロボットチームがワールドカップ優勝チームに勝つか──。テクノロジーの進歩が、今や人間を不幸にし始めている
Photo:Getty Images

 ロボットによるサッカーの大会「ロボカップ」の開催を1997年に開始した関係者たちは、その目標達成時期をおよそ半世紀後の2050年に設定した。今年同大会の参加チームは150を超えた。しかし、現時点では「50年にそんなことが可能なのだろうか?」と感じる人が多いと思われる。

 IBMが世界初のコンピュータを開発してから、97年にコンピュータがチェスの世界チャンピオンを破るまでの時間は半世紀だった。英「エコノミスト」誌は、近年の開発スピードを考慮すると、50年は非現実的ではないとの見方を示している(14年7月19日号)。

 サッカーでもコンピュータが人間を上回る時代になったら、多くの労働は人間が行う必要はなくなってしまう。週刊ダイヤモンド6月14日号はデジタルテクノロジーが人間の仕事を奪う記事を掲載していたが、米国でもその議論は最近活発に行われている。

 ブルッキングス研究所で5月に行われたシンポジウムで、経済学者のローレンス・サマーズは、09年に米政府が自動車業界を救済したことは正しい判断だったが、長期的には政府が製造業の雇用機会を守ることは不可能だと語った。

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