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餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]
【第5回】 2014年8月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
林 總 [公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)]

第2章
コンサルティングの3つのステップ

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45万部突破の人気シリーズ最新刊、『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]』が7月17日に発売になりました。ヒカリと安曇教授のコンビが、今度は粉飾や横領という不正会計の問題に挑みます。その出版を記念して、同書のプロローグから第2章までを、全5回に分けてご紹介いたします。

コンサルティングの目的はさまざま

 「では、コンサルティングの作法について説明していこう」

 安曇は、太い万年筆でヒカリのノートにスラスラと書いた。

1 目的と成果物の明確化
2 (ステップ1)外観………………決算書分析(財務分析)
3 (ステップ2)香り………………担当者への質問
4 (ステップ3)味わい……………現地調査による事実の収集
5 結論

 「ワインのテイスティングの目的は、その質の鑑定だ。だが、コンサルは契約によって目的は異なってくる。そこで、最初に目的と成果物を明確にしておくことから始めなくてはならない」

 「たとえば?」

 ヒカリにはイメージが湧かない。

 「特定の会社を買収しようとする場合、投資家は、その会社の価値が果たして投資金額に見合うかどうか知りたいと考える。また、倒産寸前の会社の社長は、再建するもっとも効果的な方策を知りたいはずだ。ときには、密かに不正を働いている社員を見つけて欲しいといった依頼も舞い込んでくる。ことほど左様に目的はさまざまだから、コンサルを始める前に依頼者の意図をしっかりと把握することが大切だ。そして、目的に沿った成果物、つまり報告書を作成することだ」

 ビジネスコンサルトといってもいろいろあるんだなあ、とヒカリは感心した。

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林 總(はやし・あつむ) [公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)]

1974年中央大学商学部会計科卒業。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。経営コンサルティング、執筆、講演活動などを行っている。 主な著書に、ベストセラーとなった『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』『美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?』『コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?』『[新版]わかる! 管理会計』(以上、ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話しをしよう』(中経出版)、『会計物語 会計課長団達也が行く』(日経BP社)、『貯まる生活』(文藝春秋)などがある。

著者ホームページ:http://atsumu.com/

 


餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]

菅平ヒカリは、念願だった大手コンサルティング会社へ就職する。しかし、実際に配属されたのは、その提携先でブラックと噂されるコンサルティング会社だった。しかも、半年の研修期間中に一定の成果を出さないと、元には戻れないという。 「こんなのあり?」――。入社早々、やる気を挫かれたヒカリだったが、そんなある日、売上が増えているのに赤字から抜け出せない会社を調査する案件にアサインされる。先輩の村西と一緒に調べて行くと、そこには、決算書からはわからなかった驚きの事実が浮かび上がってくる――。ヒカリと安曇教授のコンビが、会社にはびこる粉飾や横領などの不正会計の問題に挑み、解決していくストーリー。

「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]」

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