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餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]
【第3回】 2014年8月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
林 總 [公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)]

第1章
ようこそ「虎の穴コンサルティング」へ

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45万部突破の人気シリーズ最新刊、『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]』が7月17日に発売になりました。ヒカリと安曇教授のコンビが、今度は粉飾や横領という不正会計の問題に挑みます。その出版を記念して、同書のプロローグから第2章までを、全5回に分けてご紹介いたします。

エリート養成研修プログラム

 「こんなの、ありなの?」

 ヒカリは不愉快でたまらない。入社したのはニューヨークコンサルティングのはずだった。しかし、実際に勤務するのはタイガーコンサルティングという小さな会社なのだ。

 思い返せば、入社の日から様子がおかしかった。ニューコン社長の前原は、新入社員を前にこう切り出した。

 「ビジネスコンサルタントは星の数ほどいます。その中で、わがニューコングループのコンサルタントは世界中で1万人、日本にはたったの500人たらずのエリート集団です。そして諸君もまた応募者2000人の中から選び抜かれたエリートの卵なのです」

 エリートという甘い言葉の響きに、ヒカリは思わず酔いしれた。

 「しかし、誤解してはいけません。諸君はまだエリートではありません。真のエリートになるには、いくつかの試練を乗り越えてもらわねばならないのです。言うまでもなく経験です。はっきり言いましょう。名門ニューヨークコンサルティングのプロフェッショナルを名乗るには、研修プログラムをパスしてもらう必要があります」

(研修プログラム、いい響きだ)

 アメリカかヨーロッパにあるニューコンの研修センターで、世界中から集まった仲間たちとプログラム化されたトレーニングを受けるのだろう、とヒカリは期待に胸を膨らませた。

 「研修については、担当の海野から説明があります。何はともあれ、君たちにエールを送りたい。一刻も早くニューコンの戦力になるよう力の限り頑張って欲しい」

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    林 總(はやし・あつむ) [公認会計士、税理士、LEC会計大学院教授(管理会計事例)]

    1974年中央大学商学部会計科卒業。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。経営コンサルティング、執筆、講演活動などを行っている。 主な著書に、ベストセラーとなった『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』『美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?』『コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?』『[新版]わかる! 管理会計』(以上、ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話しをしよう』(中経出版)、『会計物語 会計課長団達也が行く』(日経BP社)、『貯まる生活』(文藝春秋)などがある。

    著者ホームページ:http://atsumu.com/

     


    餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]

    菅平ヒカリは、念願だった大手コンサルティング会社へ就職する。しかし、実際に配属されたのは、その提携先でブラックと噂されるコンサルティング会社だった。しかも、半年の研修期間中に一定の成果を出さないと、元には戻れないという。 「こんなのあり?」――。入社早々、やる気を挫かれたヒカリだったが、そんなある日、売上が増えているのに赤字から抜け出せない会社を調査する案件にアサインされる。先輩の村西と一緒に調べて行くと、そこには、決算書からはわからなかった驚きの事実が浮かび上がってくる――。ヒカリと安曇教授のコンビが、会社にはびこる粉飾や横領などの不正会計の問題に挑み、解決していくストーリー。

    「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?[不正会計編]」

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