40代後半のバブル女子は
今も変わらず元気です

 8月1日の夜、品川の新高輪プリンスホテルに、「ボディコンのワンピース&腰にチェーンベルト」姿のバブル世代女性たちが大集結しました。バブル時代を再現するディスコ・イベント「PRINCE DISCO 2014 at 飛天」に参加するためです。

 夏の一夜、束の間ではありますが、ディスコに通い、合コンやパーティーに明け暮れていた当時に再び戻って同世代の仲間たちと楽しみたい、そんな、今だパワー全開の女性たちが大勢詰めかけたのです。

 もちろん、同世代の男性たちも多く見受けられましたが、派手なメイクと衣装を身にまとった女性たちに比べ、ほとんどの人がスーツ姿。その存在は、女性の陰に隠れて霞んでいるようにすら見えました。

 そんなバブル時代を謳歌した彼女たちは今、「ゴールド世代」と呼ばれるようになり、まだまだ停滞中の日本の消費をけん引する存在として、企業から非常に注目されています。

「ゴールド世代」とネーミングされたのは、2013年10月、45~52歳の女性をターゲットにした雑誌『GOLD』(ゴールド)が世界文化社から創刊されたことがきっかけでした。

 この世代の最大の魅力は、経験豊富で好奇心旺盛であることです。

 突出して景気が上向きだった時代に青春を送った彼女たちは、若くして一流ホテルやレストランへ足を運び、高級ブランド品を身に付け、海外旅行も楽しんで……と、エネルギッシュに豊かさを享受して来ました。

 人の価値観やライフスタイルは、思春期や社会人になる時の時代背景、社会情勢などによって形成され、その影響は生涯続くといいますから、彼女たちがその時期に培ったパワーは年齢を重ねても衰えることはないのでしょう。

 今でも、おもしろいことや新しいことに強い関心があり、これから先も、妻でも母でもなく、 1人の女性としてどのように輝いていくかを真剣に考えている世代です。