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グロービスMBAシリーズ 100万部の軌跡

ビジネス書で稀に見る大ヒット
「MBAシリーズ」

堀 義人 [グロービス経営大学院学長]
【特別寄稿】 2008年1月21日
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 このたび、グロービスの「MBAシリーズ」(発行:ダイヤモンド社)の累計購買冊数が100万部を突破いたしました。MBAシリーズは、計13冊のラインナップをそろえ、本格的なビジネス書としては稀に見る大ヒットとなりました。この場を借りて、読者の皆様にお礼申し上げたいと思います。

 2月には、東京・名古屋にて、『100万部突破記念セミナー』 も開催します。ぜひ、多くの読者の皆様にご参加いただければと思っております。
<「100万部突破記念セミナー」についてはこちらへ>

MBAシリーズが
できるまで

MBAマネジメント・ブック  本シリーズの第1弾は、1995年に初版を上梓した『MBAマネジメント・ブック』です。グロービスを1992年に創業して間もないころ、スクールを通じて知り合ったMBAホルダーの間で、「MBAで学んだことをコンパクトにまとめた教科書が欲しい」という声が多く挙がっていました。

 こうした声を受け、ダイヤモンド社との間で、経営学の教科書を作ろうという話がまとまったのです。

 コンセプトは、「MBAのエッセンスを体系的にわかりやすくまとめて、経営の初学者からMBAホルダーまで幅広く読んでもらう」、というものでした。その中でこだわったのは、MBAホルダーの方が読んでも、十分に満足がいくものを作ろうとした点です。そうすると、留学生予備軍が読み始め、最終的には、「ビジネスパーソンの机の上に1冊、MBAマネジメント・ブック」となるとイメージして。

 執筆に当たったのは、私を含めたグロービスの講師陣とMBAホルダーのネットワークの計15人。執筆者には、書籍の意義を訴え、ご協力を賜りました。当時、ご尽力いただいた方の中には、現在アクセンチュア日本代表の程近智氏や、マイクロソフトCOOで前ダイエー社長の樋口泰行氏もいらっしゃいます。

 当時、執筆に当たって心がけたのは、次の3点です。

 まずは、読者にとっての「わかりやすさ」です。経営書というと、「難解でわかりにくいもの」というイメージが先行します。ただ、私が海外のビジネススクールで読んだ教科書はとてもわかりやすいものが多かった。そこでわかったのは、日本の経営書は、難解に書いてあるだけなのだ、と。そこで、徹底的にわかりやすくするように工夫をしました。

 その1つが、図表を大量に使った点です。さまざまな議論を重ね、「見開きに1テーマ1チャート」というスタイルができあがったのです。

 また、事例を豊富に使おう、という点も心がけました。観念的な経営理論を振りかざすのではなくて、実際に起こった事例をもとに、わかりやすくまとめるように努めました。

 2800円という本体価格もあったので、発売当初は「数千部売れれば」と、考えていたのですが、ふたを開けてみれば、何と1年で2万冊も売れました。それだけ、ビジネスパーソンの方々はこうした教科書を求めていたのでしょう。

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堀 義人 [グロービス経営大学院学長]

京都大学工学部卒業、ハーバード大学経営大学院(MBA)。住友商事を経て、1992に株式会社グロービスを設立、代表取締役に就任。2005年に文部科学省から認可を取得し、グロービス経営大学院を開校。創造と変革をもたらす次世代のビジネスリーダーを育成している。著書に「人生の座標軸」(講談社)、「吾人の任務」(東洋経済新報社)、「ケースで学ぶ起業戦略」「ベンチャー経営革命」(日経BP社)など。


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