旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理
【第78回】 2014年8月22日 車 浮代

天平年間に伝来した「玉蜀黍《とうもろこし》」
明治後期までは硬粒種(フリントコーン)を活用

 コロンブスがアメリカ大陸で発見し、ヨーロッパに持ち帰った玉蜀黍が、ポルトガル人によって日本に持ち込まれたのは天正7年(1579年)のことでした。

焼き玉蜀黍
【材料】玉蜀黍…1本/醤油…大さじ1/砂糖…小さじ1
【作り方】①玉蜀黍は皮を剥いてヒタヒタのお湯で10分程度茹でるか、ラップにピッチリと包んで5~6分電子レンジで加熱する。②4等分して網かフライパンで素焼きにする。全体に焦げ目がついたら砂糖を溶かした醤油を塗って焼く。

 当時は、南蛮船が運んできた黍《きび》に似た黄色い植物なので、南蛮黍《なんばんきび》と呼ばれていました。

 この時に伝来したのは硬粒種(フリントコーン)という種類で、現在私たちが食べている、甘くて柔らかい甘味種(スイートコーン)とは違い、食べるのに手間がかかりました。 

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旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理

栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。

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