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お掃除ロボット市場が急拡大
各社の製品にはどんな違いがある?

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第314回】 2014年10月1日
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写真はこの秋日本市場に参入する、ネイト・ロボティクスの新製品「ボットバック」。ネイトはアルファベットの「D」の形をしているのが特徴。10月4日から全国のビックカメラ、コジマで発売。写真の「ボットバック85」の価格は6万4800円(税別) Photo:DOL

世界のメーカーが新製品を投入

 お掃除ロボット市場が混み合ってきたようだ。

 日本では、先行していたアイロボットに次いで、米国第2位のネイト・ロボティクスが10月に上陸。ダイソンの第一弾製品も来春の投入が決まっている。

 東芝、シャープなど日本のメーカーも負けずに開発しているようだ。アメリカでは、アイロボット、ネイト、サムスン、LG電子、韓国のユージンロボットの他、安いモデルの製品がすでに10種近く出ている。

 ちなみに、ダイソンは日本市場が先行発売。本国のイギリスでも未発売で、まずはクオリティに厳しく、お眼鏡にかなえば少々高くても財布の口を広げる日本の消費者の反応を確かめているようだ。

 さて、これらの製品が性能上どの程度異なるのかの見極めは難しい。ひとつ確かなのは、お掃除ロボットを買ったからといって、これまでの掃除機は捨ててしまっていいかというと、決してそうではないということである。

 お掃除ロボットは、日常のメンテナンス的掃除機である。何となく気になる埃を取り去ってくれるが、完璧に塵ひとつなく吸い取ってくれるわけではない。また、自動的に家の中を動き回って掃除をしてくれるのは非常にありがたいが、行き届かない場所もある。部屋の隅とかテーブルの脚の回りといった場所だ。また、床にものを置いたままにしておくと、もちろんその下や直近の回りは掃除してくれない。

 そのあたりは、時々人間がいつもの掃除機をかけてきれいにしなければならないのだ。それでも、掃除機を取り出す頻度がこれまでの2分の1や3分の1で済むといった利点は大きい。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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