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30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由
【第11回】 2014年11月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
杉本宏之 [起業家]

起業家対談シリーズ第3回 立花陽三
東北のためにできること、今やらねばならないこと。
立花陽三×杉本宏之【後編】

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業界史上最年少最短での上場を記録したベンチャー企業の経営破綻、そして起業家としての再生を描いた『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由』の著者である起業家・杉本宏之氏が、本書の中にも登場する起業家たちと語り合う。第3回は、杉本氏を公私に渡って支え続け、再起を期した新会社設立の出資者ともなった恩人、楽天イーグルス社長の立花陽三氏の登場だ。後編では、東北への思いに話題がおよぶ。(構成・寄本好則 写真・寺川真嗣)

楽天イーグルス社長就任は、
自分自身のチャレンジだ。
お金の問題じゃない。

杉本 そういえば、いい機会なので一度伺ってみたいんですけど、陽三さんはそもそもなぜ外資で勝負しようと思ったんですか?

立花 大学を卒業して、一度国内の銀行に就職しようとしたんだよね。でも、内定式だったかな、ずらりと並んだ幹部の面々を見ながら「あの部長の席まで30年かかるのか」と思ったら自分の人生設計としては、少し長いなぁと感じたんだよ。僕はずっとラグビーをやってきて、大学を卒業したらラグビーを辞める決断をしていたんだけど、ラグビーの次に勝負する場所がここでいいのかと考えたんだ。

立花陽三(たちばな・ようぞう) [楽天野球団代表取締役社長] 1971年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ソロモンブラザーズ証券に入社。その後、ゴールドマン・サックス証券株式会社を経てメリルリンチ日本証券にて債券営業統括本部長、常務執行役員を歴任。2012年より現職。

杉本 なるほど。だから、実力で勝負できる外資を選んだというわけですね。

立花 そういうことだね。

編集部 この本にも描かれていますけど、外資の金融マンとして順風満帆だったのに、楽天イーグルスの社長に就任されたのもセンセーショナルで驚きました。

杉本 そうなんですよ。おそらくは、当時相当高い年収を得ていて、金融業界で成功した一人だった。しかし突然まったく業種の異なる球団社長の道を選択された。

立花 お金のことはいいんだよ(笑)。楽天イーグルスの社長を引き受けて、本当にいい経験をさせてもらってます。三木谷さんからのオファーを引き受ける決断をしたのは、自分自身、本気でスポーツに取り組んできた人間として、スポーツビジネスの中で何ができるかチャレンジしたかったという部分が大きいですね。杉本君をはじめ、友人たちも強く勧めてくれましたしね。

杉本 2013年の日本一は劇的でした。

立花 いやあ、当時は忙しくて感動してる暇もなかったけどね。

杉本 たしかに。昼間電話をいただくことがなくなりましたよね。こちらから電話しても「忙しい時にくだらない電話してくるな!」と怒られました。

立花 ほんとに、僕には愉快な仲間たちがいるんです(笑)。

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杉本宏之(すぎもと・ひろゆき) [起業家]

1977年生まれ。高校卒業後、住宅販売会社に就職、22歳でトップ営業となる。2001年に退社し、24歳でエスグラントコーポレーションを設立。ワンルームマンションの分譲事業を皮切りに事業を拡大し、総合不動産企業に成長させる。2005年不動産業界史上最年少で上場を果たす。2008年のリーマンショックで業績が悪化、2009年に民事再生を申請、自己破産。その後再起し、エスグラントに匹敵する規模にグループを育て上げた。

 


30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由

業界の風雲児として急成長企業を育て、最年少上場記録を打ち立て、最高益を叩きだした矢先、リーマンショックで巨額負債を抱え破たん。どん底から再起動へと歩む起業家は、失敗から何を教訓とし、迷惑をかけながら支えてくれた人々に何を伝えるのか? 本連載では、『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由』の一部を順次掲載していきます。

「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」

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