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女性の6割が結婚相手に望む年収は500万円未満
それでも透けて見える「男性だけが働く社会」

小川 たまか
【第196回】 2014年11月4日
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 「女性が結婚相手に求める年収は600万円」という記事を以前目にしたときに、「今どき本当にそんな女性がいるのだろうか」と不思議に思った記憶がある。DODAが発表した2013年度版の年収調査によれば、たとえば28歳男性の平均年収は406万円。34歳男性の場合でも482万円で、600万円以上の男性は全体の23%。この中にはすでに結婚している男性も含まれるため、結婚相手に600万円以上の年収を求めるのはなかなかハードルが高い。これは以前から指摘されてきた。

 しかし、10月28日にマッチアラーム(新宿区)が発表した調査によれば、相手の年収の希望について500万円未満と回答した女性が約6割という結果になり、「こだわらない」と答えた人も1割強だった。これらの回答からは、現代の男女の「働き方」に関する考えが見えてくる。

 調査期間は10月16日~19日。調査方法はインターネット。調査対象は同社会員の20~30代独身男女3595人。

結婚相手に求める年収
女性は年代が上がるほど高くなる傾向に

 まず男女別に見ると、男性の場合、相手の年収には「こだわらない」という人が最も多く57.8%。「300万以上」=27.7%、400万以上=9.6%、500万以上=2.7%、600万以上=0.7%、1000万以上=1.4%となった。

 一方、女性の場合、最も多かったのは「400万以上」で33.2%、「こだわらない」=10.9%、300万以上=17.6%、500万以上=22.2%、600万以上=13.6%、1000万以上=2.5%という結果に。

 年齢別にみると、男女ともに相手の年収には「こだわらない」と答えた人が最も多いのは20~24歳。男性の場合、25~29歳が最も「こだわらない」と答えた人が少なくなり、30代前半、30代後半となるに従い、また「こだわらない」人が増える。

 女性の場合は、男性同様20~24歳が最も「こだわらない」と答えた人が多いが、ここからが男性と異なり、年代が上がるにつれ「こだわらない」と答える人が減る。また、年代が上がるにつれ、結婚相手に求める年収が徐々に高くなるということがわかる。

 調査から読み取れることは、男女ともに、学生時代や社会人になってすぐの頃はそこまで相手の年収にこだわらずにいられるようだ、ということ。しかし、社会を知るうちに、徐々に「やはり、お金は大事」という志向が芽生えるのかもしれない。男性の場合、年齢が上がるにつれそれなりに自分が稼げるという自信が持てるだろうが、女性の場合は逆のようだ。

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